海外旅行で気になることの一つが「安全面」。
治安や交通事情など、極力安全な国で旅行を楽しみたいですよね。
そこで今回は、台湾での旅行は危ないのか安全なのか、現地在住の僕が徹底解説します！
ノマドワーカーとして台湾全土のさまざまな場所に滞在し、”台湾を知り尽くした”僕だからこそお伝えできる「生の声」をお届けします！
ずばり、台湾旅行は危ない？
結論、台湾旅行は安全です！
世界的に見て、安全面はかなり優れている国ではないでしょうか。
「刑法犯認知件数」で見る人口10万人あたりの犯罪率は、日本の「2.1倍」であることから、心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、体感としては日本と同じく超平和。カフェでパソコンを置いて外食しに行く人がいるぐらい。（笑）
日本と同じ感覚で住めるのがポイント高く、僕もノマドワーカーながらずっと台湾にいます。（笑）
夜も女性が一人で歩ける治安レベル。
その中で注意したいのが交通事情。
日本と比べて運転は明らかに荒いです。横断歩道を渡る際は、青信号でも注意しましょう。
とはいえ、東南アジアやアフリカと比べたらかなりマシ。日本の交通事情が良すぎるだけで、世界的に見たら台湾の交通事情は問題ない方です。
今最も気をつけたいのは「地震」
その中で、今最も気をつけたいのが「地震」。
日本でも大きく報道されたように、4月に花蓮で大地震がありました。
その後地震のニュースはほぼ報道されておらず、収まったかのように見えますが、まだ連日のように地震は起こっています。
今ちょうど7/17の18時ですが、約1時間前にも3回立て続けに揺れています。（リアルタイムの地震速報は以下のページで確認できます）
台湾地図の赤丸が地震発生源や数を表していますが、花蓮に集中していることがわかります。
なので、花蓮やその周辺に行くのはまだ控えた方がよさそうですね。
震源地は東部の花蓮なので、西岸にある台北・台中・台南・高雄などの大都市は基本問題なさそうです。
注意すべき場所
台湾の治安は全体的に安全とはいえ、一部の場所は注意が必要。
ここでは「特に気を付けた方がよい」と言われる場所をご紹介します。
龍山寺周辺
治安が悪い場所で有名な「龍山寺周辺」。
日本の地域で例えると「浅草×西成」。龍山寺は台北屈指の由緒ある観光地ではありますが、まあ半分西成です。
僕も龍山寺駅から徒歩20分ぐらいの場所に住んだことがありますが、体感としてあまり近づきたくないエリアではありました・・・。
昔から水商売が多い地域で、別世界の人も多いらしく、カオスな空間に仕上がってるという感じです。
昼は観光客が多くて問題ないと思いますが、夜は近づかないのが吉です。
高雄85ビル
「高雄85ビル」は台北101ができる前、台湾で一番高い建物でした。
今でも台湾で二番目に高く、高雄のランドマーク的な存在です。僕のアイコンの背景にある高い建物も高雄85ビル。（笑）
しかし良いのは外観だけで、現在内部は犯罪の温床になっています。売春や薬が横行しているとのことで、12階には警察が常駐し始めたほど。
もちろんオープン当初は百貨店やホテル、屋内遊園地などで盛り上がったそうですが、経営が大失敗で現在はほぼ廃業。
その廃れた姿からは「台湾最大の負の遺産」と言っても過言ではないでしょう・・・。
現在は民泊業を中心にぽつぽつ展開されてて、僕が調査しに行ったときも観光客らしき人がちょくちょく見られました。
Airbnbでも部屋を見つけたことがありますが、避けるのが無難です。安くて景色は良好ですが、いわくつき物件と考えておくのがよさそう・・・。
その他の有名観光スポット
上記で紹介した場所以外にも、日本人がよく行く観光スポット（士林夜市、西門町、中正紀年堂など）は混むことが多く、スリの危険性があるそうです。
「後ろポケットに携帯を入れたまま歩かない」「ファスナーなどで閉じれないバッグは持ち歩かない」など、基本の防犯ルールは徹底しましょう。
緊急時の連絡先
何かトラブルがあったときは、以下で紹介するサービスに電話しましょう。
1.日本台湾交流会
電話番号：+886 2-2713-8000
メール：info-k1@tp.koryu.or.jp
日本と台湾には正式な国交がないため、実は大使館や領事館がないんですよね。
その代わりに「日本台湾交流会」が存在し、大使館や領事館の業務を代行しているんだそう！
日本人が海外でトラブルに遭遇した時は大使館へまず繋ぐように、台湾では「日本台湾交流会」に連絡しましょう。
2.警察・消防
＜電話番号＞
警察：110
消防・救急：119
日本と同じ番号なので覚えやすいですね。ただ、日本語対応を求める場合は「日本台湾交流会」が安心です。
台湾も「海外」ということは忘れずに！
治安がよく、親日で過ごしやすいといわれる台湾ですが、とはいえ「海外」です。
何かトラブルがあると、日本よりはるかに大変。ずっと気を張り詰める必要はないですが、防犯対策や危険な場所は確実に抑えて、安全な旅行を楽しみましょう。
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