東南アジアを旅行するのに最も使う航空会社の一つが「エアアジア」。利用する機会が多いだけに、荷物ルールについても詳しく確認しておきたいところ。
そこで今回は、エアアジアの機内持ち込み手荷物は厳しいのか、実際に利用して確かめてきましたよ。
また、エアアジアの機内には食べ物や水などの液体物、モバイルバッテリーの持ち込みはOKなのかなど、荷物ルールも詳しく解説しています。ぜひご参考くださいね。
エアアジアの機内持ち込み手荷物は厳しい?

早速結論ですが、エアアジアの機内持ち込み手荷物に関してはルール自体は厳しいけれど、空港カウンターでのチェックは緩いといった感覚でしょうか。
まず、エアアジアの機内持ち込み手荷物のルールですが、キーとなる重量はメインバッグと身の回り品の合計で「7kg」。LCCとしては標準で短期旅行者なら問題ないと思いますが、中長期旅行者や留学生などにとっては厳しい制限。

特にパソコンやカメラを持参するなら7kgだと工夫が必要です。
ただ、空港カウンターでのチェックが緩いのはありがたいところ。

空港カウンターで機内持ち込み荷物の重量を計る航空会社と、あまり計らない傾向の航空会社がありますが、エアアジアは計られることが滅多にないイメージ。

あまりにも超過していそうな場合は流石に計られると思いますが、7kg超えているか微妙な感じなら見逃してくれそうな雰囲気です。(笑)
ただ、油断は禁物。重量オーバーがバレたら割高な超過料金を支払うことになるので、空港でのチェックイン前には必ず荷物の重量がオーバーしていないか計っておくことをおすすめします。
そこで活用したいのが「荷物はかり」。荷物にかけて持ち上げるだけで簡単に重量をチェックできますよ。

おすすめ商品は「FREETOO」の荷物はかり。
Amazonで長年一番人気を誇る商品で、荷物はかりでどれを買おうか迷ったらFREETOOを選んでおけば間違いなしです。
事前に荷物重量をキッチリ計っておきたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。
エアアジアの機内持ち込み手荷物ルールを解説

エアアジアでは他の航空会社と変わらず、メインバッグ1個と身の回り品1個を機内に持ち運ぶことができます。
それぞれサイズ規定が決められており、リュックやスーツケースなどメインバッグは「56 cm × 36 cm × 23 cm」で、身の回り品は「40 cm × 30 cm × 10 cm」に収める必要があります。

身の回り品のサイズ規定まであるのは、なかなかレアケースです!決められているのはありがたいですよね~。
また、航空会社として珍しいのが「機内持ち込みエクストラ」や「ファストパス」というオプションで、機内持ち込み手荷物の重量を7kg増やすことができること!(1個あたりの重量制限は10kg)

機内持ち込み手荷物の重量を増やせるオプションはエアアジア以外見たこと無いですね。他の航空会社では機内持ち込み手荷物重量がオーバーする場合、基本的に預け荷物として持ち込むことになります。
機内持ち込み手荷物の重量がオーバーしてしまいそうなら、あらかじめ増量オプションを購入しておくと当日トラブルなくスムーズにチェックインできるでしょう。
参考:エアアジア「荷物」
食べ物や液体(水など)の持ち込みはOK?

エアアジア公式サイトによると、機内に腐らない食べ物なら持ち込みはOKと記載されています。ただし、機内で食べることは原則禁止。
機内に持ち込みした物は食べず、お腹が減ったら機内食を注文して楽しみましょう。
参考:エアアジア「飲食物を機内に持ち込むことはできますか?」
なお、水などの液体物に関するルールはどの航空会社でも原則共通ですが、「100ml以下」の容量なら持ち込み可能です。

例えば旅行用の化粧水や乳液、歯磨き粉、香水などなら持ち込みできるイメージでしょうか。
モバイルバッテリーの持ち込みはOK?

近年、飛行機内で火災が多く発生しており、かなりルールが厳しくなっている印象の「モバイルバッテリー」の持ち込み。
エアアジアでも明確な決まりがあるので、必ずその規則に従いましょう。モバイルバッテリーに関するルールは以下の通りです。
- 100 Wh(約27,000 mAh)以下:最大5個まで可能だが6個以上の場合は承認が必要
- 100 Whを超え160 Wh(約43,000 mAh) 以下:最大2個まで可能だが承認が必要
- 160 Whを超える:持ち込み禁止
スマホ用のモバイルバッテリーなら「5000~20000mAh」が一般的なので基本問題ないと思いますが、パソコン用のモバイルバッテリーなど最近は「40000mAh」を超える大容量のものも。
機内でモバイルバッテリーを使用していたら都度細かく注意されるぐらい、近年は本当にモバイルバッテリーへの扱いが厳しくなっています。
エアアジアの搭乗前は、必ずモバイルバッテリーのルールを頭に入れておきましょう。
参考:エアアジア「他の航空会社コードでの手荷物に持ち込むことが禁止されているアイテムは何ですか?」
エアアジアの受託手荷物ルールを解説

ここでは、エアアジアの受託手荷物(預け荷物)ルールを解説します。機内持ち込み手荷物だけで収まらない方は、こちらの受託手荷物ルールもチェックしておきましょう。
料金は?無料枠もある?

エアアジアの一番安い運賃タイプには通常預け荷物枠は無料で付属していないため、預け荷物が付いた運賃タイプを選ぶか、オプションで預け荷物枠を購入する必要があります。
気になる料金ですが、国際線の例として成田からバンコク行きで預け荷物にかかる料金を見ていきましょう。

予約を進めていると、オプションで預け荷物枠を追加できる項目が出てきたのですが、受託手荷物の料金は20kgで「4,120円」。そして5kg増すごとに2,000円ずつ加算されていく具合でした。

また、タイ国内線の事情も気になるところ。バンコク~チェンマイの航空券で調査してみました。

タイ国内線では結論、20kgで「1,985円」という国際線より手ごろな料金で受託手荷物枠が提供されていましたよ。謎に15kgより20kgの方が安いという・・・。(笑)


流石に距離の違いもあり、国際線と国内線では倍以上の料金の違いがありますね。
預け荷物の料金設定は複雑で、購入方法や国内線・国際線などで大きく異なりますが、エアアジアの場合は日本⇔タイの国際線で「4,000円~」、タイ国内線で「2,000円~」という具合でざっくり覚えておくと良いかもしれません。
サイズ・重量は?

エアアジアの受託手荷物について、1個あたりの重量は最大「32kg」まで、総重量は「60kg」までと設定されており、それを超える荷物は預けることができません。
また、寸法の上限も定められており「119 cm x 119 cm x 81 cm」以内に抑える必要があります。
空港カウンターで受託手荷物の枠を購入できますが、販売数には限りがあるため、事前にオンラインで予約時に荷物枠を追加しておきましょう。
エアアジアの手荷物ルールを抑えておこう!
エアアジアでは手荷物に関するルールが細かく定められており、事前にチェックしておくことで当日トラブルに遭遇するのを防げるでしょう。
当記事を参考に、エアアジアの機内持ち込み手荷物・受託手荷物のルールをしっかり抑えておいてくださいね。
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