海外旅行での支払いで便利なのが「クレジットカード」。ただ、海外で使うとなるとスキミングや不正利用など、安全面が気になりますよね。
そこで今回は、台湾でクレジットカードを使う危険性について、現地在住者の僕が徹底解説します。台湾でのクレカ普及率や現金とどっちが使いやすいかもお伝えしていきますよ。

海外30ヶ国を訪れて、実際にクレカ関連の被害に遭ったこともある僕が、経験も交えつつ詳しく解説していきますね。
台湾でのクレジットカード利用は「安全」

まず結論として、台湾でのクレジットカード利用は安全です。
僕は1年以上台湾に住んでいて、ちょくちょくクレカも使っていますが、一度もトラブルに遭遇したことはありません。

台湾は世界トップレベルで治安のよい国ということもあり、クレカ利用が危険だという話は一度も聞いたことがないですね。
万が一何かトラブルがあっても、台湾の警察はしっかり機能しているので、ちゃんとフォローしてくれると思います。
海外でのクレジットカード利用はどんな危険性がある?

ただやはり、海外でのクレカ利用となると不安はつきもの。主にどのような被害が多く発生しているかは、事前に抑えておくとよいでしょう。
スキミング
海外でのクレカ利用でのトラブルで多いのが「スキミング」。
スキミングは「スキマー」と呼ばれる機械を使ってクレジットカードの磁気ストライプに記録された情報を抜き取る行為です。この情報を悪用して、不正利用や偽造カードの作成が行われたりします。
スキミングの手法としては「ATMのカード挿入口にスキマーが取り付けられている」「店員がスキマーを使ってカード情報を抜き取る」などが挙げられます。
実は僕も一度スキミング被害に遭っています。どこでスキミングされたかは不明ですが、ある日朝起きたら、夜中にアメリカとシンガポールから一気に不正利用が行われていたことがわかりました。
クレカの不正防止機能が働き途中でストップがかかったものの、合計数万円ほどの被害が発生しました。クレカ会社に伝えたら返金はしてくれましたが・・・。
以下はそのときに書いたnoteです。
スキミング被害に遭ったら、必ずカードの利用をストップしましょう。
ATMにカードが吸い込まれる
海外のATMでは「カードが吸い込まれて返ってこない」という絶望的なトラブルにも遭遇することがあります。(笑)
ATMの不具合なのか、取引を終了してもクレカがずっとATMの中に残った状態になってしまい、会社に連絡して取り出してもらう必要が出てきます。
これまた僕は一度被害に遭ったことがあります。(笑)
僕は過去ラオスで合計3ヵ月ぐらいノマド生活をしていたときもあったのですが、ある日ATMを使ったらクレカが戻ってきませんでした。左側がその憎きATM。(笑)


ちなみにラオスは「ATMでクレカ吸い込まれがち」な話は有名で、しかもその利用したATM自体も特に吸い込まれがちという話もあとで聞きました。(笑)
しかもそのときは「銀行営業時間内に銀行内のATMを使う」という対策も無視していたので、翌日近くの支店まで行き、連絡をするという手間もかかりました。

結局何日か後にこの支店で返却してもらえましたが、もちろんカード利用は停止していたし、なんせ心臓に悪かったです・・・。(笑)
特に発展途上国でよく聞く話ですが、海外ではこういう被害も多々発生していることは頭の片隅に入れておくとよいでしょう。
台湾でクレジットカードを安全に使う対策
台湾など海外でクレカを安全に使うための対策として僕が意識していることは以下の点です。
- トラブルが起きてもすぐに対応してもらえるよう、銀行内にあるATMを銀行営業時間内に使う
- 周囲から見られないよう、暗証番号を入力する際は手で隠す
- 不正利用が起きても最小限に被害を抑えられるよう、事前に不正防止ストップ機能の登録や利用可能額の調整をしておく
- ATMによる吸い込みや紛失などに備えて、クレカ番号やカード会社の緊急連絡先をメモしておく
- 不正利用に遭ってもすぐ気づけるよう、メールでの利用通知機能を登録しておく
- スリに遭わないよう、クレカはセキュリティーポーチに入れて持ち歩く
台湾ならそこまで警戒しなくてもよいかな?とは思いますが、入念に対策しておきたい方や発展途上国も巡る予定の方は、上記を意識しておくとよいでしょう。
ちなみにセキュリティーポーチのおすすめは以下の商品。
セキュリティーポーチの中でも恐らくAmazonで一番売れてて、これを買っておけば間違いないかなという商品です。薄型で自然に服の下に貴重品を隠せて、クレカやパスポート、お札などをしっかり保管できますよ。
あと実は特殊機能を使えば、バッグや財布の中にクレカが収納されていてもスキミングはできるらしく・・・。町中散策だけでもスキミングは起こりうるという理論ですね・・・。ただこちらのセキュリティーポーチはスキミング防止の素材を使っているので、その外部からのスキミングも100%防げます。

ゲストハウスでドミトリーに泊まる方もセキュリティーポーチを買っておくことを強くおすすめします。ドミトリーは怖いので、僕も必ずセキュリティーポーチを巻き付けてから寝ていますね。
台湾におけるクレジットカードの普及率は?

台湾のクレジットカード普及率は日本と同程度であり、両国とも緩やかにキャッシュレス化が進んでいるという状況です。
台湾では2024年3月時点で有効カード数が約5,800万枚以上に達しており、人口約2,300万人に対して1人あたり2枚以上のクレジットカードを保有している計算になります。これは日本の状況と類似しているそうですよ。
台湾では「クレジットカードか現金」どっちが使いやすい?
結論、台湾も現金の方が断然使いやすいという印象です。
台湾でクレジットカードは、ショッピングモールやホテル、チェーン店を中心とするレストランのほか、桃園空港MRTやシェアサイクルのYoubikeなど一部の公共交通機関でも利用できます。
ただし、夜市の屋台や個人経営のお店ではクレジットカードは利用不可なことが多いです。台湾では個人経営の小規模なレストランを使うことが多いので、やはりクレジットカードより現金を持っていた方が利便性は抜群に高いかなと思います。
また、利用できるクレカの国際ブランドとしては「JCB、VISA、Mastercard」あたりが主流です。体感としてアメックスの使い勝手は微妙ですね・・・。
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台湾でもクレジットカードを活用しよう!
台湾でのクレカ利用は総じて安全!日本のブランド「JCB」を使えるお店も多いので、色んな場面で活用できるでしょう。
ただ、カード会社の連絡先やカード番号は控え、万が一のトラブルには備えておきましょう。
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