日本からは羽田空港発着便がある「台北松山空港」。台北市内の好立地で、桃園国際空港ではなくあえて台北松山空港を使うという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、台北松山空港のフードコートのレストランを一挙ご紹介します。
台北松山空港のフードコートとその隣には合計12個のレストランが入っており、台湾グルメを中心にさまざまな料理を楽しめますよ。気になる方はぜひ最後までご覧くださいね。
台北松山空港のフードコートのレストランが便利!

台北松山空港のフードコートは2023年6月にオープンし、台湾の人気チェーンやご当地グルメを中心に様々なジャンルのレストランが展開されていますよ。

フードコート内のレストランの営業時間は店舗によってばらつきはありますが、多くの店舗が営業しているコアタイムは「10~19時」です。特にご飯系のレストランは、この時間帯に営業している店舗がほとんどですね。
ドリンク系のスタバやCOMEBUYなど、一部の店舗は朝6時から営業しています。
台北松山空港フードコート内レストランの最新の営業時間は、公式HP「T2 国際線ターミナル」の欄で確認できますよ。
場所はどこ?

台北松山空港のフードコートは、国内線の制限エリア外2階にあります。上記画像の赤丸で囲った位置ですね。制限エリア外なので、搭乗しない方でも入れるスペースです。

1階の国内線チェックインカウンター2番の左奥にフードコート行きのエスカレーターがあります。

ここから上がれば、フードコートが目の前に現れますよ。

簡単にたどり着けるので、迷う心配は少ないでしょう。
牛肉麺やタピオカもある?
特に人気の高い台湾グルメ「牛肉麺」と「タピオカミルクティー」。台北松山空港のフードコートにもそれらを提供するレストランがあるのか疑問に思う方が多かったため、ここでお答えさせていただきます。
結論、タピオカミルクティーを味わえるお店はありますが、牛肉麺を提供しているレストランはありません。
タピオカミルクティーは次章で紹介する「COMEBUY」というお店で注文できますよ。COMEBUYの中でも特に人気のメニューなので、気になる方は必見です!
台北松山空港のフードコートのレストランをご紹介!

ここからは、台北松山空港のフードコートのレストランを一挙ご紹介していきます。多様な台湾グルメが集結していますよ。
COMEBUY

COMEBUYは2002年に台湾・台北で誕生したティーブランド。タピオカミルクティーをはじめとする台湾茶ドリンクの専門店として、台湾国内外で広く展開しています。
COMEBUYの特徴は、注文ごとに独自開発のグラインダーで茶葉を最適なサイズに粉砕し、さらに茶葉専用のエスプレッソマシンで高圧・短時間で抽出するというこだわりの製法。茶葉本来の香りや味わいを最大限に引き出した新鮮なお茶を提供していますよ。
メニューは東方美人茶や文山包種茶などの台湾茶をはじめ、烏龍茶とミルクを組み合わせた「烏龍ラテ」やタピオカミルクティー、フルーツティーなど多彩です。

香港のタピオカミルクティーランキングで1位を獲得した実績もあるそうですよ!タピオカミルクティー好きは要チェックですね。
✅台湾最大のお茶チェーン店「50嵐」のタピオカミルクティーも超人気です!
山海豆花

「山海豆花」は台東発祥の豆花ブランドで、なんと創業者は日本人の方!台湾伝統の豆花に日本の「寄せ豆腐技術」を合わせた独自の味わいが楽しめますよ。

寄せ豆腐技術とは日本の伝統的な豆腐製法のひとつで、豆乳に凝固剤(主ににがり)を加え、固まり始めた柔らかな状態を型に入れたり圧力をかけたりせず、そのまま器にすくい取って仕上げる方法です。
寄せ豆腐技術を合わせることで一般的な豆花よりもさらに柔らかく、口当たりが滑らかに仕上がっているんですよ。

金色の高級感のある器に盛られ、タピオカやきなこと組み合わせて食べるのもおすすめです!
五花馬水餃館

五花馬水餃館は台湾発祥の水餃子チェーン。
2007年に台南で1号店をオープンして以来、台湾全土で急速に店舗を拡大し、2020年代には70店舗以上を展開するまでに成長しました。中国にも進出し、グローバルな展開も視野に入れているそうです。
店名の「五花馬」は中国古典詩の一節から取られており、メニューに三国志の英雄や歴代帝王、詩人など歴史的人物の名前が付けられています。

食事を楽しむだけでなく「歴史談義にも花を咲かせてほしい」というコンセプトが面白いですね。
メニューの主力の水餃子はインゲン入りの「四季豆水餃」、エビと豚肉が入った「草蝦仁水餃」、干し貝柱入りの「干貝水餃」など、具材のバリエーションが豊富です。
さらに手工小籠湯包や牛肉捲餅、葱油餅などの点心・麺料理も人気があります。また葱油餅はサクサクした食感とネギの香り、胡椒のアクセントが絶妙で絶賛されていますよ。
✅台湾最大の水餃子チェーン「八方雲集」も注目!
占元府

「占元府」は、台湾の伝統的な鍋料理や定番台式料理を提供するレストランです。
台湾らしい鍋料理や定番のポークカツ丼、サクサクのフライドチキンなど、地元の味を手頃な価格で楽しめるのが嬉しいポイント。
メニューはコスパが高いことを売りにしており、ボリュームと味の両方で満足できるラインナップが揃っていますよ。
✅台湾のおすすめ火鍋「億品鍋」もコスパ最強!!
upoke 夏威夷生魚飯

「upoke 夏威夷生魚飯」は台北を中心に展開する「uMeal優膳糧」グループのブランドで、健康志向のハワイアンスタイルのポケボウル専門店です。
ポケボウルはハワイ発祥の料理で、醤油やごま油などで味付けした新鮮なマグロやサーモンなどの生魚をご飯やサラダの上にトッピングするのが特徴。
色とりどりの具材を自由に組み合わせることができ、ヘルシー志向の旅行者や軽めの食事を求める方に人気があります。注文の際はまずベースとなるご飯やサラダを選び、次に好みの魚やトッピング、ソースを選択してくださいね。
TKK fried chicken

「TKK Fried Chicken(頂呱呱)」は、1974年に台北・西門町で創業した台湾初のファストフード型フライドチキンチェーンです。
創業者の史桂丁氏は当時の台湾で地鶏の供給過剰問題を背景に、日本やアメリカのフライドチキン技術を視察し、圧力鍋による高温高圧調理を導入して独自のフライドチキンを開発しました。

最初は高価格帯が敬遠され苦戦しましたが、香ばしい揚げたての香りと口コミが広がり、徐々に人気を集めました。台湾にマクドナルドが進出したことで、ファストフード市場が拡大したのも大きかったそうですよ。
フライドチキンのほか、独自のオリジナル商品も人気です。特に「呱呱包」は鶏皮の中に台湾風おこわを詰めて揚げたもので、サクサクした食感と香ばしさが楽しめますよ。
ほかにも「甜甜包」は揚げパンの中に餡が入り、甘さ控えめで軽い食感が人気です。サツマイモのフライ「地瓜薯條」も定番サイドメニューで、ほくほくとした甘みが楽しめますよ。
✅台湾の「ケンタッキー」もエッグタルトやQQボールなど独自商品が盛りだくさん!
洋洋肉骨茶

「洋洋肉骨茶」では、シンガポールやマレーシアで有名な豚肉の薬膳スープ料理「肉骨茶(バクテー)」を台湾風にアレンジしたものを楽しめます。
スープのベースには白胡椒やニンニクなどをふんだんに使い、さらにクコを加えて滋養と香りを引き立てています。
豚肉は上質な部位を大きめにカットし、長時間煮込むことで柔らかく仕上げていますよ。豚ハツや豚レバー、エリンギなどの具材も加わり、食感と味わいのバリエーションが豊かな一品です。
メニューはセットと単品の両方が用意されており、特にセットメニューはコスパが高く人気ですよ。
二師兄肉羹専売店

二師兄肉羹専売店は、台北市や新北市など台湾各地に複数店舗を展開し、24時間営業で本格的な台湾式肉羹(肉とろみスープ)を提供している人気の庶民派レストランです。(台北松山空港の店舗の営業時間は「7:00~22:00」)
看板メニューは肉羹麺で、しっかりとした肉の食感が楽しめるのが特徴。衣は薄めで、肉自体の弾力や旨みが活きており、スープは昔ながらの甘みとコクが感じられる澄んだ味わいを楽しめます。
脂身と赤身のバランスが良い魯肉飯も人気で、しつこさのない味付けが特徴です。副菜として青菜や滷白菜などがあり、野菜不足を補いたい人にも好評ですよ。
フードコートの隣には有名チェーン店なども!
フードコートの隣には、スターバックスやモスバーガーなどの有名チェーン店も展開されています。いつもの安心できる味わいを求めている方は、世界的チェーン店を訪れてみるのもアリですね。
スターバックス

台湾国内で550店舗以上を展開し、日本と同じく台湾でもコーヒーチェーンのトップを走る「スターバックス」。台湾茶など現地の文化や食材を積極的に取り入れた独自のメニューが魅力的ですよ。
また、台湾スタバでは限定グッズも豊富。マグカップやタンブラー、台湾ならではの漁師網バッグなど、多彩なグッズが展開されています。詳しくは以下の記事をご覧くださいね。
また、日本統治時代の建物をリノベした店舗も数多く見られます。特に「保安店」は台湾で一番有名な店舗ともいえるぐらいの知名度を誇り、美しいバロック様式が特徴です。

台湾にもおしゃれな店舗が多く、スタバ巡りをしてみるのも楽しいですよ。
モスバーガー

台湾のモスバーガーは1991年に台北で第1号店をオープンして以来、現地に根付いた日本発のファストフードチェーンとして発展してきました。
台湾進出の際には日本のモスバーガーやテリヤキバーガーなど定番商品を主力に据えましたが、当初は現地消費者の嗜好に合わず苦戦を強いられたそう。
その中で大きな転機となったのが、台湾で初めて販売されたライスバーガーの導入。お米を主食とする台湾人の食文化にマッチし、豚肉生姜焼きや海鮮あんかけなど独自の味付けも加わり、人気商品となりました。
メニューは日本でも人気のハンバーガーやライスバーガーに加え、台湾独自のアレンジが目立ちます。例えば、さつまいもを使ったポテト(地瓜薯)や海老チリ風の甘酸っぱいソースが添えられたチキンナゲットなど、現地の食材や味覚を取り入れた商品が豊富ですよ。

台湾と日本のモスバーガーをぜひ食べ比べしてみてくださいね。
林翠華養生饅頭

「林翠華養生饅頭」は、健康志向を意識して作られた台湾発祥の蒸しパン「養生饅頭」の専門店です。
一般的な饅頭は小麦粉やイースト、水、砂糖などシンプルな材料で作られますが、養生饅頭はそこに雑穀、ナッツ、ドライフルーツ、種子類など多様な栄養素を加えているのが特徴です。

食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれ、朝食やおやつとしてだけでなく、栄養バランスを重視した食事としても人気がありますよ。
順成蛋糕

順成蛋糕は1965年創業の老舗ベーカリーです。
看板商品はパイナップルケーキで、2011年の台北市パイナップルケーキコンテストで優勝した実績を持っています。

特に「冠軍鳳梨酥」はその名の通り、チャンピオンの称号を冠した人気商品として知られていますよ。
パイナップルケーキは、オリジナルのほかクルミ入りなど複数のバリエーションがあり、手作りクッキーや太陽餅などの中華菓子、パン、大福なども人気ですよ。
✅パイナップルケーキなら台北松山空港近くの「サニーヒルズ」が超オススメ!
台北松山空港での食事はフードコートのレストランで決まり!
台北松山空港のフードコートではお茶や豆花、水餃子、台湾式の一人鍋など様々な台湾グルメを味わえますよ。
台北松山空港で食事を予定の方は、ぜひフードコートのレストランに立ち寄ってみてくださいね。
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