海外へ行くときに気になるのが「水道水」。日本では飲めるけど、海外だと飲めない国も多く、事前にチェックしておきたいですよね。
そこで今回は「台湾の水道水はお腹壊すのか?飲めるのか?」現地在住者の僕が解説していきます。
台湾の水道水の硬度や、台湾のスーパーやコンビニで水を買うときの値段などもお伝えしていきますね。
台湾の水道水は飲めない

まず結論、台湾の水道水はそのままでは飲めないです。水道水をそのまま飲めばお腹を壊す可能性は大きいでしょう。
では台湾の家庭では飲み水はどうしているかというと、多くがウォーターサーバーを設置しています。

あと水道水をろ過する器械を設置している家庭も多いですね。ただそもそも水道水の配管が管理不足なことも多いのか、ちょっと下水の臭いがすることもありました。(笑)

僕はノマドワーカーなので、Airbnbなどを使い台湾では20ヵ所以上のアパートやご家庭にお邪魔してきました。その実体験をもとにした感覚です。
また、たまにウォーターサーバーもろ過機もないアパートもありましたが、そこではミネラルウォーターを買って過ごしていました。

台湾では5Lなど大きめのペットボトルが売っていたり、ミネラルウォーター供給機が町中の至る場所にあったりするので、飲み水は本当に手軽にゲットできます。
あと駅構内や公共施設などでは頻繁に無料の供給機を見かけます。面倒ですが、都度そちらを利用するという方法もありますよ。

一方で「水道水は沸騰させたら飲めるのか?」という疑問を持つ方も多いと思いますが、水道水は沸騰させたら飲めるそうです。
ただ、一部のブログで「多くの家庭では水道水を沸騰させて飲んでいる」という内容で書かれていますが、実際僕は水道水を沸騰させて使っている家庭には一度も出会ったことがないです・・・。(笑)
そもそも沸騰させる処理が面倒だし、台湾人にとってもろ過させる工程がないのは抵抗があるのかもしれません。

僕も今さら台湾の水道水を沸騰させて飲むかと言われたら、ちょっと抵抗がありますね・・・。それなら安いしミネラルウォーターを絶対買います!
台湾の水道水で「うがい」はできる?
結論、台湾の水道水で「うがい」はできます!
例えば、インドはうがいもできないぐらい水道水が濁っているとも言われています(笑)が、台湾の水道水はそのレベルまで汚くはないです。むしろ世界的に見ればきれいな方だと思います。
なので僕も水道水でうがいをしているし、それで特にお腹を壊した経験もありません。
台湾の水道水の硬度は?

日本の水道水の硬度は全国平均で「48.9mg/L」で、軟水に区別されます。
硬度が低い方が飲みやすいと言われていますが、日本の水道水はまさにその典型例。硬度の恩恵もあり、日本では水道水が一般的に使われているのかもしれません。
一方で、台湾の水道水の硬度は全国平均で「108mg/L」だそう。120mg/L未満が軟水と区別されるため、世界的に見ると台湾の水道水も比較的飲みやすいのかもしれません。
ただ、地域ごとでかなりバラつきはあります。
- 北部(台北・新北など)・・・50–150mg/L
- 中部(台中・南投など)・・・110–180mg/L
- 東部(花蓮・台東など)・・・140–170mg/L
- 南部(高雄・屏東など)・・・120–200mg/L
台北・新北など北部ほど軟水で、高雄・屏東など南部ほど硬水になっていくんですね。こうみると北部の水道水は比較的おいしいのかもしれません。
台湾で買う水の値段は?

台湾のスーパーやコンビニで販売されているミネラルウォーターは日本より安価です。

水道水がそのまま飲めない国では、一般的にミネラルウォーターは安く買える印象です。
例えば、先日スーパーで調査してきた際は、特売とはいえ600mlが「8元(約35円)」で販売されていました。

また、台湾では5Lペットボトルのミネラルウォーターも販売されていますが、一番安い商品だと「48元(約215円)」でした。

飲み水は人間にとって非常に大切で、台湾では安く販売されています。ということもあり、水道水を沸騰させて飲むぐらいならミネラルウォーターを買って飲むのがおすすめですよ。
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台湾の水道水には気を付けよう
台湾の水道水は世界的に見るときれいですが、直接飲むのは避けた方が良いでしょう。沸騰させたりろ過させたりしてから飲むのが推奨されていますが、旅行者の方ならミネラルウォーターを買うのが手っ取り早いです。
台湾旅行や台湾生活の予定がある方は、事前に台湾の水道水事情を押さえておきましょう。
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