マレーシアやインドネシアを拠点とし、旧マリンドエアとしても知られる「バティックエア」。日本ではまだなじみが薄いものの、近年は利用者も増えてきています。
そこで今回は、バティックエアの搭乗体験を詳しくお伝えします!
座席の快適さや機内エンターテインメント、安全性についての評価を交えながら、実際のフライトの様子をお伝えします。バティックエアを利用する際の参考になれば幸いです。
バティックエアとは?
バティックエア(Batik Air)はインドネシアの航空会社で、ライオン・エア・グループの一員です。2013年に設立され、スカルノ・ハッタ国際空港とジャカルタ・ハリム空港をハブ空港としています。
名前はインドネシアの伝統的な布地「バティック」に由来しているそうで、機体の外装にもバティックの柄が描かれていますよ。
一方でマレーシアにも「バティックエア マレーシア」という会社があり、日本にも就航していますが、こちらは2013年に設立された「マリンドエア」が2022年にブランド変更したもの。
そのため現在のバティックエアは、一般的にインドネシアのバティックエアと、マレーシアの旧マリンドエアの両方を指します。
バティックエアに乗ってみた!
ここからは、僕が実際にバティックエアを使ってみたので、その搭乗体験を詳しくご紹介します!気になる座席の座り心地やエンターテイメント機能、機内食情報などを網羅しましたよ。
料金は安い?
まずバティックエアの料金ですが、安くもなければ高くもないという感じです。(笑)
というのも、バティックエアはLCCのようでLCCではないからです。僕が今回搭乗した際はLCCと変わらないサービスでしたが、就航する路線によってモニターや機内食付きの場合もあるそうですよ。
僕が搭乗した日本と台湾の往復は、たまたまバティックエアがタイガーエアやピーチを抑えて安かったタイミングで、ジェットスターみたいに基本めっちゃ安いというわけではないです。
チェックインの流れは?
日本就航便の場合、基本的に空港でチェックインをします。オンラインチェックインは対応していない場合が多いです。
チェックインの手際はよく、結構スムーズに進んだ記憶がありますね~。
バティックエアのチェックインルールなどの詳細は、以下の記事をご覧くださいね。
機内の様子や座席の座り心地は?
バティックエアの機内は清潔感があり、終始快適に過ごせましたよ。
多くの方が気になる座席間隔ですが、個人的には前の座席とも余裕があり窮屈せずに過ごせましたよ。
座席のクッション性もほどよく、特に問題は感じなかったです。
今回搭乗した便にはモニターは付属していませんでしたが、Wi-Fiを接続すれば楽しめる機内エンターテイメントも用意されていました。
テーブルもしっかり安定しており、機内食を安心して楽しめそうですね。
総じて標準のLCCと同じ感覚でした。
機内食はある?
今回搭乗したバティックエアでは機内食の提供はありませんでした。
ただし有料でさまざまな特製メニューが提供されていましたよ。インドネシアやマレーシアを中心に就航する航空会社なだけあり、ビリヤニやナシレマなどの東南アジア名物料理を満喫できますよ。
バティックエアの機内食については、以下の記事で詳細を解説しています。
機内エンターテイメントはある?
今回搭乗したバティックエアではモニターがなかったものの、機内エンターテイメントは用意されていましたよ。
お手元のスマホやタブレットでWi-Fiに接続し、機内エンターテイメントを楽しみましょう。
言語設定から日本語も選べましたよ。
ですが謎に一部しか翻訳されず、翻訳の意味をほぼ成していなかったですw
まずは定番の映画やドラマコーナーを見てみます。
残念ながらマレーシアやインドネシア圏のコンテンツが中心なので、正直ラインナップは微妙です。
そして、これも定番の「フライト情報ページ」。
現在地を正確に表示してくれますよ。
これをぼーっと眺めているだけでも楽しいですよね。
バティックエアの機内雑誌もデジタル版で読めます。
紙バージョンも座席前に置かれていたので、あまり意味はないですね。(笑)
バティックエアが所有する機体の詳細も見られますよ。
これに関してはなるほど~という感じです。好きな人は好きかもしれません。(笑)
バティックエアの就航マップもチェックできます。日本からだと、東京・名古屋・沖縄の3都市に就航していることがわかります。
オーストラリアや中東にも就航しており、改めて見ると広大な範囲で展開されていることがわかりました。
誰が回答してくれるのかわかりませんが、アンケートもありました。(笑)
そして最後に見つけたのがゲーム。
パックマンなどの有名なゲームを楽しめますよ。
ちなみにスマホで操作するパックマンは激ムズすぎてすぐに辞めましたw
スクロールすると意外にいろんなゲームがあったので、お好みのものをプレイしてみてくださいね。
安全性は?
バティックエアの安全性についてですが、特に不安を感じる要素は無かったです。
国際航空運送協会(IATA)のメンバーであり、一定の安全基準は満たされているそうですね。
バティックエアはどんな人におすすめ?
バティックエアはLCCやFSCでもなく中途半端なポジションなので「特にこういう人におすすめ」と明確に言いずらいですが、敢えて言うなら「コストを抑えて移動したい人」。
僕は日本と台湾の行き来でたまにバティックエアを使いますが、謎にバティックエアだけが安い、ということもしばしばあります。
そういうときにバティックエアも一つの選択肢として考えるとよいでしょう。
バティックエアを使ってみよう!
「何か強い特徴がある」とは言えないバティックエア(笑)ですが、個人的には無難な選択肢の一つとして利用してみても良いかなと思います。
台湾やマレーシア、インドネシアの方面へ向かう方は、ぜひバティックエアも検討してみてはいかがでしょうか。
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