旅行最後の楽しみが「お土産探し」。ただ、台湾から日本へ持ち込み禁止の食品もあるため、事前に細かくチェックしておくと良いでしょう。
そこで今回は、台湾から日本へ持ち込み禁止のものを徹底解説します。
お土産探しで注意すべき食品をまとめたほか、入国から税関申告までの流れもお伝えしているので、お土産探しをする前に必ずチェックしてくださいね。
台湾から日本へ持ち込み禁止のものは?

ここでは、台湾から日本へ持ち込み禁止のものについて、間違いやすくトラブルになりやすい「検疫」の対象となる品目を解説していきますね。(以下参考:植物防疫所)
こちらは法律で定められた「輸入禁止品」とは異なり、特定の病害虫や家畜の伝染病が日本に侵入するのを防ぐための水際対策です。ルールは非常に厳格で、違反者には重い罰則が科されるので、しっかりと頭に入れておいてくださいね。
肉製品・卵・乳製品

台湾土産として人気の肉乾(ジャーキー)や香腸(ソーセージ)ですが、これら肉製品の日本への持ち込みは原則としてすべて禁止されています。
口蹄疫やASF(アフリカ豚熱)、鳥インフルエンザといった家畜の伝染病が日本国内に侵入するのを防ぐためです。

これらの病気が一度国内で発生すると、畜産業に壊滅的な被害をもたらすため、水際での対策が極めて重要視されているんですよ。
特に台湾では過去に豚の伝染病が発生した経緯もあり、関連製品のチェックは厳しくなっています。
対象となる「肉製品」の範囲

「肉」の規制は生肉だけでなく、冷蔵、冷凍、さらにはジャーキーやソーセージ、肉まんのように加熱調理された加工品も含まれています。
また肉そのものだけでなく、卵(殻を含むピータンなども含む)や個人消費用として認められる一部の乳製品を除く乳製品も動物検疫の対象となるので覚えておきましょう。
「検査証明書」という落とし穴
法律上は輸出国政府機関が発行した「検査証明書」が添付されていれば、持ち込みが可能な場合があります。しかし、観光客がお土産店やスーパーで購入するような一般的な製品に、この証明書が添付されていることはまずありません。
したがって、基本的に「肉製品は持ち込めない」と覚えておくのが安全でしょう。
違反した場合の厳しい罰則
肉製品の不法な持ち込みに対する罰則は、2020年7月1日から大幅に強化されました。違反した場合、「3年以下の懲役または300万円以下の罰金(法人の場合は5,000万円以下)」が科される可能性があります。

実際に、違法な持ち込みにより逮捕された事例も報告されています。
台湾の人気お土産(動物由来)持ち込み可否チェックリスト

一目でわかるように、台湾で人気の動物由来のお土産について持ち込みの可否をまとめました。
| 品目 | 具体例 | 持ち込み可否 | 根拠・注意点 |
| 肉乾 (ロウガン) | ビーフジャーキー、ポークジャーキー | 不可 | 加工品であっても、輸出国の政府機関が発行する検査証明書がないため動物検疫を通過できません。 |
| 肉鬆 (ロウソン) | 豚肉のでんぶ、魚鬆(魚でんぶ) | 不可 | 肉や魚を乾燥させ、細かくほぐした製品。肉製品と同様に検査証明書が必要です。 |
| 香腸 (シャンチャン) | 台湾ソーセージ(生、加熱済み問わず) | 不可 | 加熱済みであっても規制対象です。真空パックも検疫の観点からは無意味です。 |
| 肉まん・小籠包 | 冷凍・冷蔵のお土産品 | 不可 | 具材に肉が使用されているため、動物検疫の対象となります。 |
| 肉入り月餅・お菓子 | 肉そぼろ入りの月餅、パイなど | 不可 | 菓子類であっても、原材料に肉が含まれていれば持ち込みはできません。 |
| インスタントラーメン | 肉エキス、乾燥肉、レトルト肉入り | 原則不可 | 肉エキスも動物検疫の対象です。詳細は次項で詳しく解説します。 |
| 卵製品 | ピータン、鹹蛋(アヒルの塩漬け卵) | 不可 | 卵および卵製品は動物検疫の対象であり、持ち込みには検査証明書が必要です。 |
肉エキス入りインスタントラーメン・牛肉麺は?

台湾お土産として人気の牛肉麺や各種インスタントラーメンですが、これらに含まれる「肉エキス」の扱いも難しいところなんです。
ただ、動物検疫所の公式な見解では、肉エキス(ポークエキス、チキンエキスなど)や、レトルトパウチに入った肉の具材も動物由来の製品とみなされ、動物検疫の対象となります。

肉エキスが含まれる製品を日本に持ち込むには、原則として輸出国政府機関発行の検査証明書が必要であり、なければ違法な持ち込みとなります。
インターネット上では「エキスなら大丈夫」といった情報が見受けられることもありますが、これはリスクを伴う解釈です。税関検査や検疫探知犬によって発見された場合、商品は没収され、悪質と判断されれば罰則の対象となる可能性も否定できません。
ベジタリアン製品なら安全!

その中で、ベジタリアン(素食)製品なら持ち込むことが可能です!台湾ではベジタリアン文化が根付いており、多くの製品に動物性原料不使用を示すマークが付いていますよ。
商品パッケージにある「素」または「齋」という漢字を探してください。この表示がある製品は、肉、魚、およびそれらのエキスを使用していないため、動物検疫の心配なく日本に持ち帰ることができますよ。

お土産を選ぶ際は、ぜひこのマークを目印にしてくださいね!
肉関連は「原則全て持ち込み禁止」!かなり厳しいので要注意。
生の果物・野菜・植物

マンゴーやライチなど、台湾の新鮮で美味しいフルーツを日本に持ち帰りたいと思う方も多いでしょう。ただ、生の果物や野菜の持ち込みにも、動物検疫と同様に厳しい「植物検疫」のルールが存在します。
この規制の目的は、日本に存在しない病害虫(例:ウリミバエ、ミカンコミバエといった果物に寄生するハエ)が海外から侵入し、日本の農業に深刻な被害を与えるのを防ぐためです。
土は絶対に持ち込み禁止!
まず、いかなる植物よりも厳しいルールとして、「土」そのものは全ての国・地域から日本への持ち込みが全面的に禁止されています。根に土が付着した状態の植物は、種類を問わず一切持ち込むことができません。
台湾から持ち込み禁止の主な果物・野菜

日本の植物防疫所は、国・地域ごとに持ち込みが禁止されている植物を具体的に定めています。
台湾からは、旅行者がお土産にしたくなるような人気の果物の多くが、残念ながら持ち込み禁止品に指定されています・・・。
- 果物:マンゴー、ライチ(レイシ)、グアバ、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)、レンブ(蓮霧)、バンレイシ(釈迦頭)、パッションフルーツ、スターフルーツ、もも、りんご、なし、オレンジなどのかんきつ類、バナナなど
- 野菜:きゅうり、トマト、とうがらし、メロンなど
空港の免税店で販売されていたとしても、植物検疫の規制対象であることに変わりはありません。検査を受けずに持ち込もうとすると、没収・廃棄処分となるので要注意です。
✅台湾現地でフルーツを味わおう!果物人気ランキングTOP10
【特例】パイナップルは日本へ持ち込める!

ほとんどの果物が禁止されている中で、台湾を代表するフルーツであるパイナップルは、定められた手続きを踏むことで、例外的に日本へ持ち込むことが可能なんです!
以下にその完全な手順を解説していきますよ。
①台湾出国前の準備

- パイナップルの購入:街の果物店などで新鮮なパイナップルを購入します。この際、手続きに購入証明(レシートなど)が必要になることがあるため、必ずもらっておきましょう。植物に付着する害虫や土がないか、きれいに清掃しておくのも忘れずに。
- 【重要】検疫の事前予約:現在、台湾の空港での植物検疫は事前のメール予約が必須となっています。出発の2〜3日前までに、利用する空港の検疫当局にメールで予約を入れましょう。
- 桃園国際空港:hc05@mail.hcbaphiq.gov.tw
- 台北松山空港
:departure@mail.klbaphiq.gov.tw - メールに記載する内容:件名は「預約植物檢疫(予約日)」とし、本文に氏名、パスポート番号、フライト便名と日時、持ち込むパイナップルの数量・総重量、検疫希望日時などを英語または中国語で記載します。
②台湾の空港での検疫手続き

- 検疫カウンターへ:空港に到着後、航空会社のカウンターでチェックインをする前に、「動植物檢疫 (Animal and Plant Quarantine)」カウンターへ向かいます。場所は空港の案内図で確認できますが、通常は出発ロビー階にありますよ。
- 検査と申請:予約している旨を伝え、パスポート、航空券、パイナップルを提示します。検疫官がパイナップルに病害虫が付着していないか目視で検査し、重量を測定します。その後、申請書に必要事項を記入しましょう。
- 証明書の発行: 検査に合格すると、最も重要な書類である「輸出植物檢疫證明書 (Phytosanitary Certificate)」が発行されます。この証明書は日本での輸入検査に不可欠なため、絶対に紛失しないよう大切に保管してください。手続きには手数料がかかる場合があります。
③日本到着後の手続き

- 植物検疫カウンターへ:日本の空港に到着したら、預け荷物を受け取った後、税関検査場に進む前に必ず「植物検疫カウンター」に立ち寄ります。
- 輸入検査:植物防疫官に台湾から持ち込んだパイナップルと台湾で発行された「輸出植物檢疫證明書」を提出しましょう。
- 合格・持ち込み許可:書類と現物が確認され、問題がなければ「植物検査合格証印」が押印または貼付され、晴れて日本国内への持ち込みが許可されます。
生の果物も「基本的に持ち込み禁止」。パイナップルは特例アリ。
お菓子・加工食品

植物由来の製品であっても、その加工度合いによって植物検疫の対象外となるものが多くありますよ。
基本的な考え方は「病害虫が生存・付着するおそれがないほど高度に加工されているか」という点です。
植物検疫が不要な加工品の例

台湾土産の定番である以下の品物は、基本的に植物検疫の検査なしで持ち込むことができますよ。
| 品目 | 判断基準 | 持ち込み可否 |
| パイナップルケーキ | 高度に加工された(焼かれた)菓子類であり、生の果物の状態ではないため。 | OK |
| お茶(ウーロン茶、紅茶など) | 「製茶」として乾燥・発酵・加熱などの加工がされており、病害虫が生存できないため。 | OK |
| 瓶詰・缶詰食品 | 加熱殺菌され、完全に密閉されているため。 | OK |
| 乾燥香辛料 | 小売用の容器(瓶、缶、アルミパックなど)に完全に密封されているもの。 | OK |
| 特定のドライフルーツ | 植物防疫法で定められた特定の「乾果」(例:パイナップル、マンゴー、ぶどう、あんず、いちじく等)。 | OK |

実際に、僕もよくパイナップルケーキやお茶を台湾から日本へ持ち帰っていますが、特に咎められたことは無いです。
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ドライフルーツとナッツ類の注意点

ドライフルーツとナッツは少し注意が必要です。
- ドライフルーツ:上記のリストにある通り、商業的に製造・包装された多くのドライフルーツは植物検疫の対象外です。しかし、市場などで売られている自家製に近いものや、水分量が多い半生タイプは「生果実」と見なされ、没収されるリスクがあります。そのため、信頼できるメーカーの完全に乾燥・密封された製品を選ぶと安心ですよ。
- ナッツ類:ローストされたナッツは加工品として扱われ、通常問題ありません。しかし、殻付きのままのナッツや生のナッツは植物検疫の対象となり、検査が必要になる場合があります。
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しっかり加工されたお菓子・加工食品なら持ち込みOK!
漢方薬・医薬品・化粧品

台湾では質の良い漢方薬や医薬品、化粧品が手に入りますが、日本へ持ち込む際は「医薬品医療機器等法」に基づく数量制限があります。(以下参考:税関)

このルールは、あくまで個人が自分で使用する目的での持ち込みを前提としており、他人に販売したり譲渡したりする行為は固く禁じられているので注意!
医薬品・化粧品の数量制限

個人使用目的で持ち込める上限量は以下の通りです。
| 品目区分 | 数量上限 | 注意点 |
| 医薬品(処方薬) | 用法用量からみて1ヶ月分以内 | 医師の処方箋の写しなど、自己の治療用であることを証明する書類を携帯することが強く推奨されます。 |
| 医薬品(市販薬) | 用法用量からみて2ヶ月分以内 | 台湾のドラッグストアで購入できる一般的な風邪薬などが該当します。 |
| 外用薬(塗り薬、点眼薬など) | 1品目につき24個以内 | 毒薬、劇薬、処方薬に該当するものを除く。 |
| 化粧品 | 1品目につき24個以内 | 人気のフェイスマスクやクリームなどが該当します。 |
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漢方薬の落とし穴
また、漢方薬は以下の項目に十分に気を付けましょう。
- ワシントン条約(CITES): Part 1で解説した通り、麝香(じゃこう)や虎骨(ここつ)など、絶滅危惧種由来の成分を含むものは持ち込みが禁止されています。
- 禁止成分:日本の法律で規制されている成分、例えば麻黄(マオウ)の主成分であるエフェドリンなどを含む漢方薬は持ち込めません。
- 品質表示の確認:安全のため、路上の屋台や出所の不明な店での購入は避け、品名、成分、製造元などが明記された、信頼できる漢方薬局で購入しましょう。
漢方薬・医薬品・化粧品は「数量制限」に注意!
台湾お土産探しはAmazonや楽天も活用しよう!

「台湾のインスタントラーメンやフルーツをお土産に買って持ち帰りたかった・・・」という方は、Amazonや楽天などのオンラインショッピングを利用するのがおすすめ!
Amazonや楽天で購入すれば、禁止物を気にすることなく、日本でも台湾現地の味わいを楽しむことができますよ。
インスタントラーメン
フルーツ
また「荷物が多くてお土産を買い切れない」という方も、通販を併用するとお土産探しがスムーズになるでしょう。
Amazonや楽天ではパイナップルケーキやヌガーなどの台湾お土産も購入できますよ。
パイナップルケーキ
ヌガー
他にもお茶やお酒など様々な台湾お土産が通販で購入できます。気になる方は、以下記事もぜひご参考くださいね。
お酒・タバコ・香水などの免税について

お酒やタバコなどの嗜好品には、一般的なお土産とは別に特別な免税範囲が設けられています。この免税措置は20歳以上の成人にのみ適用されますよ。(以下参考:税関)
品目別免税範囲(成人一人あたり)
| 品目 | 免税範囲 |
| 酒類 | 3本まで(1本の容量は760mlで換算) |
| 紙巻たばこ | 200本(日本製・外国製の区別なく合計で1カートン) |
| 加熱式たばこ | 個装10個(例:IQOSなら200本分、Ploom TECHなら50個分) |
| 葉巻 | 50本 |
| 香水 | 2オンス(約56ml)。オーデコロン、オードトワレは免税枠の「香水」には含まれません。 |
免税範囲を超えた場合の税金計算例
免税範囲を超えて持ち込む場合は、その超過分に対して関税および消費税、酒税・たばこ税が課されます。計算は品目ごとに定められた簡易税率が適用されますよ。
- お酒の例:ウィスキー(750ml)を4本持ち込んだ場合
- 3本は免税。
- 課税対象は残りの1本(0.75リットル)。
- 税額計算:0.75L×800円/L(ウィスキーの税率) =600円 の税金がかかります。
- タバコの例:紙巻たばこを400本(2カートン)持ち込んだ場合
- 200本(1カートン)は免税。
- 課税対象は残りの200本。
- 税額計算:200本×15円/本=3,000円 の税金がかかります。
- もし紙巻たばこ200本と加熱式たばこ10箱を同時に持ち込んだ場合、税額が高い方が優先的に免税扱いとなります。このケースでは紙巻たばこが免税となり、加熱式たばこに課税されます。
その他の品物には「海外市価20万円の一般免税枠」がある

お酒、タバコ、香水以外の品物(バッグ、衣類、時計、菓子など)には、合計金額での免税枠が設定されています。
- 基本ルール:個人的に使用する品物に限り、海外での購入価格の合計額が20万円まで免税となります。
- 重要な特例
- 1品目1万円以下のルール:1品目あたりの海外市価が1万円以下のものは、原則として免税となり、20万円の合計額にもカウントされません。
- 1品で20万円を超える場合:1個で20万円を超える品物は、その品物の全額が課税対象となります。20万円分が免税になるわけではないので注意が必要です。
- 合計額が20万円を超える場合:例えば合計25万円分購入した場合、税関職員が旅行者に最も有利になるように品物を選び、20万円分を免税扱いとし、残りの5万円分が課税対象となります。
- 子供の免税範囲:20歳未満の未成年者も、お酒とタバコを除き、成人と同じ20万円の一般免税枠が適用されます。ただし、6歳未満の幼児の場合は、おもちゃなど本人が使用すると明確に認められるもの以外は免税の対象外となります。
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日本入国から税関申告までの手続きについて

持ち込む品物のルールを理解したら、最後のステップは空港での手続きです。正しい手順を知っておけば、スムーズかつ安心して帰国できるでしょう。
空港到着後は「検疫 → 入国審査 → 税関」

空港に到着してから税関を通過するまでの流れは順番が非常に重要。特に、検疫対象品を持っている場合は注意が必要ですよ。
①検疫(健康状態の確認)
機内で体調が悪くなった場合や検疫所から指示があった場合は、健康相談室などで検疫官の指示に従います。
②入国審査
パスポートを提示し、入国審査を受けます。日本人は顔認証ゲートを利用するとスムーズですよ。
③手荷物受取
バゲージクレームエリアで、預けたスーツケースなどを受け取ります。
④【最重要】動植物検疫
肉製品、果物、野菜、植物、畜産物など、検疫対象となる可能性のあるものを少しでも持っている場合は、税関検査に進む前に必ず手荷物受取エリア内にある「動物検疫カウンター」または「植物検疫カウンター」へ立ち寄る必要があります。
ここで持ち込んだ品物を検疫官に提示して検査を受けましょう。パイナップルのように事前に手続きした場合は、ここで証明書を提出します。

この段階での申告を怠ると、重い罰則の対象となる可能性があるので注意!
⑤税関検査
動植物検疫が完了した後(または対象品がない場合)、税関検査場へ進みます。ここで「携帯品・別送品申告書」を提出し、免税範囲を超える品物があれば税金を支払います。
「Visit Japan Web」での電子申告が便利!

現在、日本政府は入国手続きの迅速化のため、ウェブサービス「Visit Japan Web」の利用を推奨しています。事前にスマートフォンやPCから税関申告情報を登録しておくことで、空港でQRコードを提示するだけでスムーズに手続きを終えることができますよ。
①アカウント作成と利用者情報登録
Visit Japan Webの公式サイトにアクセスし、「新規アカウント作成」からメールアドレスとパスワードを登録してログインします。
ログイン後、「本人の情報」メニューからパスポート情報を登録します。カメラでパスポートを読み取ると簡単に入力できますよ。
②入国・帰国予定の登録
「入国・帰国の予定を新規登録」を選び、旅行名、日本への到着予定日、搭乗する航空会社名と便名を入力します。
次に、日本での連絡先の住所や電話番号を登録しましょう。
③税関申告情報の入力
登録した予定を選択し、「携帯品・別送品申告」の項目に進みます。画面の案内に従い、職業や同伴家族の人数などを入力します。
そして、持ち込み禁止品や制限品に関する質問に「はい/いいえ」で正確に回答しましょう。
次に、酒類やたばこの数量、免税範囲を超える品物の品名、数量、価格などを入力する画面に進むので、正直に申告します。
④QRコードの生成と利用
すべての情報の入力が完了すると、税関申告用のQRコードが生成されます。
日本の空港に到着後、税関検査場にある「電子申告端末」で、このQRコードとパスポートを読み取らせます。
端末での手続きが完了すると、顔認証で通過できる「電子申告ゲート」へ進むよう案内され、非常にスムーズに税関を通過できますよ。
紙の「携帯品・別送品申告書」の書き方

Visit Japan Webを利用しない場合は、機内で配布されるか、空港に備えられている紙の「携帯品・別送品申告書」に記入して提出します。(以下参考:税関)
ここでの最重要ポイントは、裏面にある質問項目。特に「1. 日本への持ち込みが禁止又は制限されている物品を所持していますか。」という質問には、肉製品や植物、ワシントン条約該当品などが含まれます。
もし該当するものを所持している場合は、正直に「はい」にチェックを入れ、税関の前に必ず動植物検疫カウンターで検査を受けてくださいね。

虚偽の申告はより重い罰則につながる可能性があります。常に正直な申告を心がけることが、最も安全な方法です。
台湾から日本へ持ち込み禁止の物を抑えておこう!
台湾では観光スポットのほかグルメやお土産探しなどで、忘れられない体験となるはず。その素晴らしい思い出を帰国時のトラブルで台無しにしないために、持ち込みのルールを正しく理解しておくことが大切です。
このガイドを参考に、スムーズにお土産探しをしてくださいね。
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