プレミア12でも優勝し、近年更にレベルを上げてきている台湾の野球。ただ、国内での「台湾プロ野球リーグは人気がない」との噂もあります。
そこで今回は、台湾のプロ野球は人気がないのか、実際に観戦しに行ってその人気ぶり・盛り上がりぶりを調査してきましたよ。
台湾プロ野球の野球場のご紹介や、応援事情もお伝えしていきますよ。実際に肌で感じた情報を元にご紹介していくので、最後までぜひご覧くださいね。
台湾のプロ野球は人気がない?

まず早速「台湾プロ野球は人気がないのか」という疑問についてですが、結論台湾のプロ野球も高い人気を誇っています。

台湾では野球とバスケが二大人気スポーツで、台湾人にとってプロ野球も非常に馴染み深いイベントとなっているんですよ。
2000年代辺りに八百長問題が繰り返し発覚したことで台湾プロ野球の人気ぶりは急落してしまったんですが、ここ最近は台湾野球のレベルの向上やチアガールの人気ぶりなどを追い風に高い熱を帯びてきています。
台北で週末にプロ野球を観戦しに行った際は、内野席の1階は多くの人で賑わっていましたよ。

人口の関係もあるのか、流石に日本やアメリカのように外野席まで満員になる光景は少ないですが、野球の盛り上がりぶりは世界的にもなかなか高い方ではないでしょうか。

野球好きの方は台湾プロ野球を観戦して、その盛り上がりぶりをぜひ感じてみてください!
台湾のプロ野球を観戦してきた!

ここからは台湾プロ野球を実際に観戦して、詳しくその事情をお伝えしていきます。台湾プロ野球の人気の秘訣もつまっているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
台湾の野球場はどんな感じ?

まず台湾の野球場はどんな感じなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
僕も実際に台北と高雄で1試合ずつ観戦してきたので、その時訪れた野球場を詳しくご紹介していきますね。
天母棒球場(台北)

台湾プロ野球のスタジアムとして長い歴史を持つのが「天母棒球場」。有名な「士林夜市」のある士林区に位置しています。
近年は「味全ドラゴンズ」の本拠地として使用されていますよ。試合日には内野の通路にたくさんの売店が並んでいました。飾りつけも味全ドラゴンズ仕様で豪華です。

収容人数はおよそ一万人ほど。外野・内野とも人工芝で覆われ、2020年以降は台湾で唯一の野外人工芝球場となったそうですよ。


騒音対策としてナイトゲームには開始・延長時間に制約があるらしく、地域密着型のスタジアムとも言えるでしょう。
澄清湖棒球場(高雄)

台湾南部の都市・高雄市にある野球場が「澄清湖棒球場」。2024年から新規加入した高雄のチーム「台鋼ホークス」が本拠地として使用していますよ。

完成は1976年と古く、台湾のプロ野球が始まる以前から存在していました。
試合日に訪れた際は、こちらもスタジアム周辺に屋台が出ていて、日本のプロ野球と同様の盛り上がり具合を感じました。

内部の売店も充実しており、グッズ販売には行列ができていました!


台湾で唯一の野球に関する展示スペース「名人館」や「特展館」を併設しているのも大きな特徴ですよ。
収容人数はおよそ2万人と、台北の天母棒球場より広いんです。

天然芝グラウンドや6本の照明塔など、プロ野球公式戦仕様の設備がしっかりと整った、台湾を代表する野球場の一つです。
高いレベルの試合が見られる

近年著しい成長を遂げている台湾の野球事情ですが、台湾国内のプロ野球でも高いレベルの野球を観戦することができますよ。

大リーグへ挑戦する選手もぞくぞく登場しています。

台湾の野球選手はもともと打撃力に優れた選手が多く、逆に「投手力が劣る」とも言われていました。ただ近年は投手・守備の質が向上し、かつての打高投低と言われた時代からバランスが取れたリーグへと成長しているそうですよ。
日本のプロ野球で活躍した選手も

台湾プロ野球では、日本のプロ野球リーグでプレーしていた選手も度々見られます。
例えば、2025年から台鋼ホークスに入団した「櫻井周斗」選手。かつて日本ではDeNAや楽天でプレーしていましたよ。
また、日本のプロ野球で活躍した台湾人選手が帰国してプレーしていることも多いです。
近年の代表的選手といえば日本ハムで活躍した「王柏融」。台湾のプロ野球リーグでは二度の打率4割を記録し、鳴り物入りで日本ハムに入団しましたが、現在は台鋼ホークスに在籍しています。

台湾プロ野球の選手について気になる方は、日本語の選手名鑑もあるので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
応援がとにかく楽しい!

そして最後になりますが、台湾プロ野球で本当に楽しく、また行きたいと思える要素が「応援」。

台湾プロ野球の大きな人気の秘訣の大部分を担っているのは「チアガール」とも言えるぐらい、この応援スタイルは楽しいし魅力的です!
球場へ行って実際に観戦すると本当に感じますが、チアガールとの応援はめちゃくちゃパワーみなぎってきます。(笑)
特にチャンス時や得点を取ったときの球場の一体感は格別。

お立ち台でのヒーローインタビューのあと、選手がチアと踊るシーンは面白かったですw
台湾では各チームに専属のチアガールチームがあります。


チアガールは元々韓国プロ野球の文化だったらしいですが、今となっては台湾プロ野球のチア文化が非常に盛り上がり、韓国から人気チアを獲得するまでに。(笑)
試合後での撮影タイムでは、ここぞとばかりにチアガチ勢の方々が撮影モードに入っていました。

そう、台湾では野球を見に行くというか、チアを見に来るお客さんが非常に多いんですよね!この点が日本プロ野球との最大の違いだったりもします。
チアグッズにも注目!
台湾プロ野球のチアガールは非常に人気で、数多くのグッズも販売されています!Amazonや楽天でもたくさんのグッズを購入できますよ。

トップ級の人気メンバーは写真集を出しているほど、アイドル級の活躍を見せています!
チア名鑑やタオル、カードなど様々なチアグッズが販売されていますよ。他のグッズも気になる方は、以下のリンクからチェックしてみてくださいね。
台湾でプロ野球を観戦してみよう!
台湾のプロ野球は、レベルが上がっていることやチアガールの盛り上がりぶりも影響し、近年は更に人気を高めています。
野球好きの方は、ぜひ台湾のプロ野球を観戦しに行ってみてくださいね。
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