香港には「香港航空」と「香港エクスプレス」という似た航空会社があり、混同してしまっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、香港航空と香港エクスプレスの違いをお伝えしていきます。
香港航空と香港エクスプレスはどっちがおすすめかも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
香港航空と香港エクスプレスの違い4つ

早速、香港航空と香港エクスプレスの違いを徹底解説。世界一周を経験したり、海外ノマド歴3年超えだったり、様々な航空会社を利用して熟知してきた僕目線でお伝えしていきますよ。
①航空会社のタイプ・サービス

まず、香港航空と香港エクスプレスの一番の違いは航空会社のタイプではないでしょうか。
- 香港航空・・・MCC(ミドルコストキャリア)
- 香港エクスプレス・・・LCC(ローコストキャリア)
「LCCは聞いたことあるけど、MCCは初めて聞いた」という方も多いでしょう。MCCは「ミドルコストキャリア」という名前の通り、LCC(ローコストキャリア)とFSC(フルサービスキャリア)の間に位置するタイプの航空会社です。
MCCは、時期によってはLCC並みの料金でチケットを購入できるのにも関わらず、預け荷物枠や機内食が無料で付属することもあり、LCCとFSCの良いとこ取りのタイプとも言われています。

日本にもMCCの航空会社はたくさんあり、スカイマークやエアドゥ、ソラシドエアなどが当てはまります。
そのため、香港航空では機内食が無料提供されたり、機内エンターテイメントサービス(なぜか使用できませんでしたが・・・)が付属していたりします。


香港エクスプレスには、これらのサービスがありません。
料金は香港エクスプレスの方が安いことが多いですが、付属サービスの充実さを求めるなら香港航空を利用するのも良いでしょう。
✅香港航空の機内食を詳しく解説!
②座席クラス

香港航空と香港エクスプレスには、用意されている座席クラスに違いがあります。
香港航空にはビジネスクラスとエコノミークラスがありますが、香港エクスプレスにはエコノミークラスのみしかありません。
ただ、香港エクスプレスには以下の運賃タイプが用意されています。
- ウルトラライト
- ライト
- エッセンシャル
- マックス
ウルトラライトは追加料金なしの一番安いタイプ。マックスなら預け荷物が無料で付いてくるほか、座席指定が可能です。
香港エクスプレスにはエコノミークラスしか無いものの、荷物や座席位置などにこだわりがある方は運賃タイプから選択できますよ。

さらに香港エクスプレスには、足元の広い「コンフォートシート」「スイートシート」という特別席も選択できますよ。
③親会社

香港航空の親会社は「中国海南航空」で、香港エクスプレスの親会社は「キャセイパシフィック航空」です。それぞれまったく別の航空会社なんですよ。
ちなみに、キャセイパシフィック航空は香港を代表する航空会社。高品質なサービスを提供するFSC(フルサービスキャリア)で、欧州や北米・アジアなど主要都市への直行便を多数運航しています。
そのため、キャセイパシフィック航空の子会社の香港エクスプレスもLCCながら国際的に評価を受け、2024年には「世界で最も早く成長した航空会社」の一つに選ばれ、2025年には「世界で最も安全なLCC」にも認定されたほど。

香港エクスプレスは、日本でいうANAやJALの立ち位置である「キャセイパシフィック航空」が親会社なので、LCCながらとても安心感がありますよね。
④路線網

香港航空と香港エクスプレスには路線網にも違いがあります。
香港エクスプレスは東アジアや東南アジアなど「アジア特化型」ですが、香港航空はアジア以外にもオーストラリアやイスタンブール、サイパンなどオセアニアやヨーロッパ近くまで就航していますよ。
それぞれの公式サイトで詳細が記載されているので、気になる方はぜひご参考くださいね。
香港航空と香港エクスプレスはどっちがおすすめ?

ここまで解説したように、香港航空と香港エクスプレスは全く別の航空会社で、求める内容によっておすすめできる方が異なってきます。結論を出すなら、ざっくり以下のような区別でしょうか。
- 香港航空:機内サービスや機内食など、機内での快適さを重視する方
- 香港エクスプレス:安さを重視する方
どちらもそれぞれの良さがあるので、求めるサービスで使い分けてみてくださいね。
航空会社の違いを知って使い分けよう
香港航空と香港エクスプレスは、MCCとLCCということで航空会社のタイプや、親会社が異なることがわかりました。
それぞれの特徴を知ったうえで、後悔なく航空チケットを購入してみてくださいね。
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