台湾を一周するように走っており、花蓮や台東など東部の都市へ行くのにも便利な「台湾鉄道」。そんな台湾鉄道にも交通系ICカード「悠遊カード」が使えるのか、疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、台湾鉄道で悠遊カードは使えるのか、現地在住者の僕が解説していきます。
区間車や自強号など車種別に悠遊カードが使えるのかお伝えするほか、悠遊カード利用での割引情報なども解説していきますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
台湾鉄道で悠遊カードは使える?自強号は?

実は、台湾鉄道での悠遊カードの利用ルールはかなりややこしいのが実情。僕も長年悩まされてきた問題です。
結論、悠遊カードが使えるかどうかは、車種ごとに以下のように区別されています。
| 列車種別(日本の列車に例えた場合) | 悠遊カード利用 |
| 区間車(普通) | ○ |
| 区間快車(準急) | ○ |
| 莒光号(急行) | ○ |
| 自強号(快速) | ○ |
| 新型自強号[EMU3000](快速) | × 禁止 |
| 普悠瑪号(特急) | × 禁止 |
| 太魯閣号(特急) | × 禁止 |
基本的に台湾鉄道でよく使うのが「区間車」「自強号」の2種類なんですが、悠遊カードでどちらの車両も乗車は可能です。
ただし注意してほしいのが、自強号を悠遊カードで乗る場合は、指定の座席がなく「立ち乗り」扱いになるということ。

自強号は全て指定席として割り振られており、乗車券をネットで予約したり、券売機で購入した人のみ指定席に座ることができます。


僕もたまにしますが、悠遊カードで自強号に乗った場合は車両間の場所でずっと立つことになります。短距離なら良いですが、長距離だと結構しんどいです。
では「自強号に乗るなら指定席チケットを購入した方がお得なのでは?」と思いますよね。ただし実は、悠遊カードの場合は自強号に乗っても区間車料金で搭乗できるというメリットがあります。
ただし乗車範囲が50kmを超えると、その時点からは自強号運賃になってしまうため、長距離では悠遊カードでのお得感は薄いですね。
だからすなわち自強号を使う際は、
- 長距離移動で席に座っていたい方は「指定席チケット」
- 短距離移動で立ち乗りでもOKだから節約したい方は「悠遊カード」
というように、それぞれ使い分けると良いでしょう。
ちなみに、悠遊カードで自強号に乗っても、席が空いていれば座ってOK。


ただし、その指定席のチケットを持っている人が来たら気まずさを感じますw
逆に指定席を購入したのに、悠遊カードで自強号に乗った人が座り込んでいることもあります。(笑)
初見だと少し驚きますが、指定席でその座席を購入していることを言ったら空けてくれるので、特に戸惑うことなく伝えれば大丈夫です。
また、新型自強号(EMU3000)や普悠瑪号(プユマ)、太魯閣号(タロコ)に悠遊カードで乗ってしまうと、無賃乗車扱いとなり、正規運賃 + 50%の追徴金を駅で支払うことになってしまうのでくれぐれも注意です。
✅そもそも「悠遊カード」とは?デザインもご紹介
台湾鉄道で悠遊カードを使うと割引がある?

台湾鉄道で悠遊カードを使うことによる割引制度はあります。ただし、以前と比べて日本からの短期旅行者にとってメリットは薄いものに・・・。
2024年8月20日までは、台湾鉄道で悠遊カードを使うと、70km以内の乗車なら誰でも「1割引」されていました。かなりバグった割引制度ではあったんですがw
ただしその後は制度が見直され、現在は乗れば乗るほどお得になる「回数制の還元システム」へ変更になりました。
具体的に以下のように、1ヶ月間の乗車回数に応じて翌月にキャッシュバックされる仕組みになっています。
| 1ヶ月の乗車回数 | 還元率 |
| 1〜10回 | なし |
| 11〜20回 | 10% 還元 |
| 21〜40回 | 15% 還元 |
| 41回以上 | 20% 還元 |
還元分は翌月の最初の乗車時に、改札機でタッチすると前月分の還元金が自動的にカードへチャージされます。

そもそも短期旅行者なら10回以上台湾鉄道に乗ることは稀だし、還元は翌月の乗車時ということで、実質短期旅行者には割引無しですね・・・。現地在住の通勤者向けみたいな感じです(台湾では基本的に仕事の交通費は自費)。
台湾鉄道で悠遊カードでの乗り方は?

台湾鉄道での悠遊カードの使い方はとても簡単。日本での電車利用時と同じように改札のタッチ部分に悠遊カードを当てればOK。

また、自動改札機がない無人駅や小さな駅では、ホームの入り口や通路に「ICカード専用の読み取りポール」が立っているので、そこにタッチしましょう。

改札から出る際も再び改札機の読み取り部にタッチします。自動的に運賃が引き落とされ、ディスプレイに残高が表示されますよ。

ちなみに、悠遊カードには「残高がマイナスになっても1回だけ改札を出られる」という借金OK制度があります(-60元まで)。そのため、万が一チャージ金額が不足していてもご安心ください。
台湾鉄道での悠遊カードのルールを抑えておこう
台湾鉄道での悠遊カードの利用ルールは少しややこしく、車種によっては乗れない場合もあるので注意が必要です。
当記事を参考に、台湾鉄道の悠遊カード乗車ルールを抑えておいてくださいね。
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