台湾で重要な交通手段の一つが「台湾鉄道」。台湾を一周するように走っており、台湾鉄道を使えば手軽に色んな都市へ行くことができますよ。
そこで今回は、そんな台湾鉄道の料金について徹底解説します。
台湾鉄道の料金の調べ方のほか、アプリや乗り放題チケットなど情報を網羅してお伝えしますよ。
【台北発】台湾鉄道の料金まとめ

台湾鉄道の料金を「台北~主要都市」ごとでまとめてみました。
日本の鉄道で「普通」「準急」「急行」「特急」「快速」・・・など色んな車両があるように、台湾にも様々な種類が存在します。
今回はその中でも一般的で本数が多い「区間車(普通)」「自強号(急行)」「普悠瑪号(快速)」の3つに絞って調べてみました。
台北⇔台中
車種 | 料金 |
区間車 | 241元(約1,100円) |
自強号 | 375元(約1,710円) |
普悠瑪号 | 375元(約1,710円) |
台北⇔台南
車種 | 料金 |
区間車 | 474元(約2,160円) |
自強号 | 738元(約3,360円) |
普悠瑪号 | 738元(約3,360円) |
台北⇔高雄
車種 | 料金 |
区間車 | 542元(約2,470円) |
自強号 | 843元(約3,840円) |
普悠瑪号 | 843元(約3,840円) |
台北⇔花蓮
車種 | 料金 |
区間車 | 283元(約1,290円) |
自強号 | 440元(約2,010円) |
普悠瑪号 | 440元(約2,010円) |

こう見ると自強号と普悠瑪号の料金は基本変わらないんですね~。
「台北⇔高雄」は日本で例えると「東京⇔名古屋」ぐらいの距離感。東京から名古屋まで全て在来線で行くと「6,500円」ぐらいはかかります。
しかし台北から高雄までは区間車なら「2,500円」ほどで、自強号や普悠瑪号を使っても「3,800円」ぐらいで済みます。
日本の半額ほどの感覚で移動できるのは台湾の魅力の一つですね。
台湾鉄道の料金の調べ方は?

台湾鉄道の料金は、台湾鉄道公式HPの「料金試算」というページで検索できます。
「出発駅(出發站)」「到着駅(到達站)」「列車車種(車種)」を入れて検索しましょう。
台湾鉄道公式アプリが便利!

台湾鉄道を使うならダウンロードしておきたいのが、こちらの台湾鉄道公式アプリ「台鐵e訂通」。
スマホでも手軽に時刻表や料金を調べられるほか、24時間いつでも乗車券の予約ができ、オンラインで支払いと受け取りまで完結できますよ。

QRコードによる改札通過も可能になりました!
時刻表機能では、リアルタイムの列車時刻表検索や運行状況の確認ができ、列車の遅延や事故情報もプッシュ通知で受け取れます。旅行計画のサポートとして、乗り継ぎ検索機能や台湾新幹線との乗り換え情報も提供されていますよ。
さらに、予約履歴の確認や台湾鉄道会員サービスの利用、台鉄弁当の予約なども可能です。アプリ内ではお得な切符情報の確認や、特定の沿線で販売されている1日乗車券などの情報も閲覧できますよ。
iPhone用
Android用
✅台湾鉄道のアプリおすすめ3選!
✅台湾旅行で必須のアプリまとめ!
台湾鉄道のチケット割引はある?

台湾鉄道にはチケット割引の制度がいくつかありますが、一番身近なのが悠遊カードなど交通系ICカードの利用割引。
2024年8月からは、乗車回数に応じて使用した金額の10~20%が翌月に還元される仕組みになりました。
乗車回数 | 還元率 |
月11〜20回 | 10% |
月21〜40回 | 15% |
月41回以上 | 20% |

以前はICカードで決済した際に一律10%割引されるシステムでした。旅行者などライトユーザーにとっては改悪という形ですね・・・。残念。
✅悠遊カードについてはコチラ!
子どもや高齢者、障がい者割引などもあります。
対象 | 割引内容 |
6歳未満の子ども | 無料 |
12歳未満の子ども | 大人料金の半額 |
65歳以上の高齢者 | 大人料金の半額 |
障がい者(付き添いや親も含む) | 大人料金の半額 |

莒光号、復興号を無座票(立席)で81km以上使うと「20%割引」というマイナーな制度もあります。
✅台湾鉄道の自動券売機でのチケット購入方法
乗り放題チケットはある?

台湾鉄道には「TR-PASS(台湾環島周遊票)」という乗り放題チケットもあります。旅行日数に応じて3日券・5日券から選んで購入できますよ。
学生向けのTR-PASSもあり、外国人向けの学割パスの場合、例えば5日券なら通常の1/4ぐらいの価格で購入できます!また外国人学生向けには、5日券・7日券・10日券の3種類があり、長期休みを使って台湾を周遊するのにもピッタリですね。
TR-PASSについては以下の台湾鉄道公式HPから調べられますよ。
台湾鉄道での一周費用は?
台北と高雄を往復するぐらいの料金で一周はできると思うので、上記に記載した料金を元に計算すると、最低費用としては「1200元(約5,470円)」ぐらいあればOKかなと思います。
ただ、それだと本当に電車に乗りっぱなしで現実的ではないですよね。(笑)
台湾観光も楽しみつつ台湾一周するなら、先ほど紹介した「TR-PASS」を使うのがよいでしょう。最低価格としては、学生なら「5日券:599元」、一般でも「3日券:1800元」で一周できます。

乗り放題なのでどの駅でどれだけ降りても値段は変わらず、台湾一周するならこちらのチケットを使えば十分に楽しめるのではないでしょうか。
台湾鉄道で交通費を安く済まそう!
台湾の各都市を結び、交通費も安くて便利な台湾鉄道。台湾旅行の際は積極的に使いたい交通手段です。
台湾一周に興味がある方や、台湾新幹線を使わずになるべく安く都市間を移動したい方は、ぜひ台湾鉄道のご利用を検討してみてくださいね。
✅交通費を抑えるなら「バス」も便利!台湾での乗り方を予習しておこう
✅台北市内ならシェアサイクルが「初乗り30分無料」!