台北観光をするなら、必ずと言っても良いほど訪れる場所が「台北駅」。この台北駅から九份や十分、桃園空港や松山空港などへタクシーで向かうという方も多いでしょう。
そこで今回は、台北駅のタクシー乗り場の場所や行き方を詳しく解説します！
台北駅から桃園空港や松山空港など、主要スポットへ行く際の所要時間や目安料金などもまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
台北駅のタクシー乗り場はどこ？
台北駅からタクシーを利用するなら、1階の東三門出口が最もわかりやすい乗り場です。駅のメインホールには北・南・西・東にそれぞれ出入口があり、タクシー乗り場に行きたい時は「東3」と表示された出口を目指しましょう。
出口を出て横断歩道を渡った先にタクシー乗り場が見えます。「計程車招呼站（Taxi Stand）」という標識が目印で、タクシーがずらりと並んで待機していますよ。
また、MRTや台湾新幹線などの駅からサクッと行ける地下のタクシー乗り場もあります。
今回はこちらの乗り換え時に利便性の高い地下のタクシー乗り場の場所について解説していきますよ。
深夜でも使える？
結論、台北駅のタクシー乗り場は深夜帯でも利用することが可能です。
ただし駅の構造上、全ての乗り場が深夜帯に使えるわけではありません。台北駅自体は午前1時から5時半までは閉鎖されるため、地下のタクシー乗り場はこの時間帯は閉まっています。
そのため深夜のタクシー利用では、地上階の東三門付近にある乗り場がメインとなります。ここは24時間営業で、駅閉鎖時間でもタクシーの配車や発着が途切れることはありません。
深夜のタクシー利用は夜間割増（23時から翌6時）になる点は注意！ただ、深夜でもホテルや主要な市街地へのアクセスに不便はないので安心ですね。
台北駅のタクシー乗り場への行き方を解説
ここでは、台北駅から地下のタクシー乗り場までの行き方を詳しく解説していきます。
台北駅に着いたら、まずは地下1階にある台湾新幹線の窓口を目指しましょう。
ここの近くに「計程車招呼站（Taxi Stand）」という標識があるので、その方向に進んでいきます。
標識に従ってしばらくまっすぐ進むと「桃園機場捷運（Taoyuan Airport MRT）」との分かれ道があります。
ここでタクシー乗り場へ行く方は、まっすぐ進んで自動ドアの先まで向かいましょう。
自動ドアを抜けると、そこはもうタクシー乗り場。
右手に進んでいくと乗り場が登場しますよ。
柵が途切れるところまで移動していきます。
しばらく進むと以下のような黄色の標識が見当たりますが、この目印の先からタクシーに乗車することができます。
UberやLINE GOなどで予約している方は、お手元の予約ナンバーを探しつつ、タクシーに乗り込んでいきましょう。
台北駅の地下のタクシー乗り場までは難しい経路ではないので、特に迷うことも少ないでしょう。
台北駅からタクシーを使う際の所要時間・料金は？
ここでは、台北駅からタクシーで行くことの多い5つの場所までの所要時間や料金をまとめてみました。ぜひご参考くださいね。
台北駅から桃園空港
- 所要時間：交通がスムーズであれば約40分から50分です。ただし、台北市内の朝夕のラッシュアワー（概ね7:00-9:00、17:00-19:00）には、高速道路に乗るまでに時間がかかり、所要時間が60分を超える可能性も十分にあります。フライトの時間には十分な余裕を持って出発することが肝要ですよ。
- 料金：利用方法によって料金は大きく変動します。
- 流しのタクシー（メーター/交渉）: 1,000元から1,500元が一般的な相場とされています。
- 定額・予約サービス：事前に料金が確定するので安心です。旅行予約サイトの「Klook」「KKday」では600元～800元程度でお得に移動できますよ！
楽天ユーザーや日本企業のサイトで予約したいという方は、楽天トラベルで送迎サービスを予約するのもおすすめ！
台北駅以外の乗車地や人数などを自由に選択できて便利なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 最適な移動手段：荷物が多い場合や3～4人のグループでの移動においては、コスパと快適性の両面から、事前に配車アプリ（Uberなど）や送迎予約サイト（Klook, tripoolなど）で定額料金のサービスを予約するのがおすすめ。料金が明確であるほか、ドライバーが乗車場所と目的地を把握しているため、言語面で不安を感じている方も安心ですよね。
- 注意点：深夜・早朝（23:00-6:00）の時間帯は、サービスによって200元から300元程度の追加料金が発生します。また、空港では正規のタクシー乗り場以外で声をかけてくる白タク（違法タクシー）の勧誘には絶対に応じないでくださいね。
✅台北駅から桃園国際空港までMRTでの行き方もチェック
台北駅から松山空港
- 所要時間：台北駅から非常に近く、交通状況が良ければ10分から15分程度で到着します。渋滞していても20分から30分を見込んでおけば十分でしょう。
- 料金：料金も非常に安く、150元から300元程度が目安です。
- 最適な移動手段：時間を最優先する場合や、大きなスーツケースがある場合にはタクシーが便利です。しかし、台北駅から松山空港へはMRTを利用しても約30分、料金は20元程度と格段に安いため、荷物が少ない場合はMRTの利用もおすすめの選択肢ですよ。
- 注意点：距離が短いため、料金トラブルは発生しにくい区間ですが、念のため乗車時にメーターが作動していることを確認しておきましょう。
✅台北駅から松山空港までMRTでの行き方を解説！
台北駅から九份
- 所要時間：約40分から60分が目安。ただし、週末の午後や夕暮れ時、雨天時には山道で激しい渋滞が発生し、所要時間が大幅に延びることがあります。
- 料金：この区間はメーター制ではなく、乗車前に料金を交渉する定額制が一般的。相場は片道1,000元から1,500元で、1,100元から1,200元前後で交渉が成立することが多いです。
- 最適な移動手段：
- 1～2人：コストを重視するなら、鉄道とバスを乗り継ぐ公共交通機関が基本です。
- 3～4人：1人あたりの負担額を考えると、タクシーのコスパが高いです。配車アプリで料金を確定させるか、流しのタクシーと相場を基に交渉するのが良いでしょう。
- 往復・周遊：後述の理由から、時間制の貸切チャーターが最もおすすめ。
注意点として、九份へのタクシー利用は「復路」の計画が最重要。特に夕暮れ時から夜にかけて、観光客が一斉に帰路につこうとするため、タクシーの需要が爆発的に増加します。
しかし、山間部の観光地である九份に待機しているタクシーの供給量は限られており、需給バランスはあんまり良くないんですよね。
この結果、帰りのタクシーを捕まえるのに長い時間待たされるだけでなく、運転手に足元を見られ、相場を大幅に超える高額な料金（例：1,800元以上）を提示されるケースなんかも。
そのため、九份観光はツアーでの参加や時間制の貸切チャーターの事前手配がおすすめですよ。
先ほどもご紹介した「Klook」「KKday」「楽天トラベル」などでは、台北から九份行きの貸切チャーターやツアーが各種展開されています。
日本語対応や、十分ランタン上げとセットのプランなんかもあります。3000円台から手軽に参加できるツアーもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
✅台北駅から九份までの行き方を解説！
✅九份から台北への帰りは「965」のバスもおすすめ！
台北駅から十分
- 所要時間：九份と同様に山間部に位置し、所要時間は約40分から60分です。
- 料金：こちらも交渉制が基本となり、相場は片道1,000元から1,200元程度。
- 最適な移動手段：十分はランタン上げで有名ですが、単体で訪れるよりも九份とセットで一日観光するのが一般的。そのため、台北駅から直接十分へ向かう場合であっても、その後の九份への移動や台北市内への帰還を考慮すると、最初から時間制の貸切チャーターを手配するのが良いでしょう。
- 注意点：九份と同様、利用者が多いだけに現地で流しのタクシーを捕まえるのは一苦労。また、毎年冬に開催される「平渓天燈節（ランタンフェスティバル）」の期間中は、大規模な交通規制が敷かれ、タクシーで会場周辺に直接アクセスすることはほぼ不可能です。そのため、この期間は公共交通機関の利用が必須となりますよ。
✅台北から十分までの行き方まとめ！電車やバスなども
台北駅から故宮博物院
- 所要時間：所要時間は交通状況によりますが、約15分から25分程度です。
- 料金：メーター料金で260元から300元程度が目安です。
- 最適な移動手段：故宮博物院は不便な場所に位置しているため、タクシーは非常にコスパが高い選択肢です。節約したい場合は、MRTで最寄りの士林駅まで行き、そこからタクシー（約150元）または路線バス（紅30など）に乗り換える方法もアリですよ。
- 特有の注意点：博物院からの帰りは、建物の外で流しのタクシーを待つよりも、本館B1のインフォメーションカウンター（服務台）でタクシーを呼んでもらうのがスムーズでしょう。カウンターのスタッフは観光客の対応に慣れているので安心です。
✅故宮博物院といえば「白菜」と「角煮」！
台北駅からタクシーを利用しよう！
台北駅からタクシーを利用すれば、主要なスポットまで快適に移動できること間違いなし。
当記事でご紹介した、台北駅のタクシー乗り場までの行き方も参考にして、ぜひ台北駅からタクシーを活用してみてはいかがでしょうか。
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