台湾を舞台にした有名な映画といえば「KANO 1931海の向こうの甲子園」。
台湾では2014年に、日本でも2015年に公開され、ともに大ヒットしたことから、ご存じの方は多いのではないでしょうか。
今回は、嘉義にある「KANO」の舞台を実際に訪れてきたので、その聖地巡礼スポットをまとめてみました!
映画「KANO」とは?
台湾野球映画の「KANO 1931海の向こうの甲子園」は、台湾の弱小高校野球チーム「嘉義農林」が甲子園を目指して奮闘するストーリー。
当時は台湾が日本統治下に置かれていたので、台湾地区代表として毎年1チームが甲子園に出場していたそうです。
当時の嘉義農林は、そもそもグラウンドや野球装備などすらままならない状態。そこで、甲子園出場経験のある日本人の監督が来て厳しい指導をしていくうちに、生徒らの姿勢も徐々に変わって・・・
というざっくばらんなエピソードです。
心揺さぶられる素敵な物語なので、まだ見たことない方はぜひチェックしてみてくださいね。
「KANO」の聖地巡礼&関連スポットまとめ
ここからは、KANOの舞台や関連するスポットをご紹介!
シンプルに「嘉義の観光スポット」として楽しめる場所も多いですよ。グーグルマイマップでまとめてみたので、こちらもぜひご参考ください。
中央噴水池
映画「KANO」の中でも象徴的なシーンの一つ。
甲子園を目指して「こーしえん!」とランニングしながら、この噴水がある場所をよく通っていましたよね。
現在は嘉義のシンボルの一つにもなり、大活躍した呉明捷(アキラ)投手の銅像が置かれています。
ちなみに大活躍した呉明捷投手は、卒業後に早稲田大学で野球を続けたそう。
檜意森活村
檜意森活村は、日本時代の建築をリノベーションして、現在は多くの商業施設が入る趣のあるスポット。
近藤監督の自宅として使われた日本家屋があります。また、KANOのグッズを取りそろえているお店もありましたよ。
トトロがいたり、日本庭園のような景色も見られたり、まさに日本にいるような雰囲気を味わうことができました。
獄政博物館(嘉義旧監獄)
現在は博物館ですが、昔は監獄として実際に利用されていました。
映画では、近藤監督が職場で働くシーンでの撮影に使われたそうですよ・・!
監獄の独特な雰囲気を体験できます。
罪人が滞在していた監獄部屋に入ったり、覗いたりすることもできました。
聖地巡礼としてだけでなく、観光スポットとしても非常に見ごたえのある博物館。嘉義旅行ではマストです。
国立嘉義高級商業職業学校
嘉義農林として使われていた学校・・・ではありません。(笑)
こちらの学校はKANOとは関係ないですが、学校前に「KANO歩道」というものがあるのでご紹介。
嘉義農林のメンバーや成績などが記されていて、嘉義農林についてより深めるために興味深いスポットです。
サクッと見れるので、時間があれば寄ってみるのもおすすめです。
嘉義市立野球場
赤と青のシートが印象的な「嘉義市立野球場」は、嘉義農林のホームグラウンドでもあった場所。
でこぼこでまともに練習できる状態でなかったあの野球場が、現在は綺麗に整備されて大活躍してると思うと、とても感慨深いですよね。
KANO園区
野球場のすぐそばにあるのが、「KANO園区」。
巨大なバットやボール、グローブなどの銅像があったり、野球場を模した広場があったり、KANOにまつわるエリアになっていました。
嘉義の観光センターもあり、ここでお土産を買うこともできますよ。
嘉義公園
野球場の隣の嘉義公園は、映画の序盤で嘉義農林の選手が近藤監督に呼び出されたシーンで使われました。
ちなみに上記画像の射日塔を登ると、野球場を眺めることができます。
また、嘉義公園には日本時代の建物を再利用した「嘉義市史蹟資料館」があり、嘉義を知るにはおすすめの観光スポットですよ。
国立嘉義大学
現在は国立嘉義大学である立派な学校は、もともとKANOと呼ばれていた「嘉義農林」でした!
そのため、やはり農学部が有名らしいですね。
KANO棒球特展
国立嘉義大学内には、「KANO棒球特展」というKANOにまつわる展示館もありました。
活躍した選手の説明や、当時の新聞、ユニフォーム・ボールなど、前身の嘉義農林に関する多くの記念物が展示されていましたよ。
KANOの漫画など日本語の書物もあり、休憩がてら嘉義農林について深めるのにぴったりな場所です。
嘉義で聖地巡礼を楽しもう!
嘉義では、KANOの舞台をコンパクトに、手軽に訪れることができます。
台湾で聖地巡礼を楽しむのもいかがでしょうか?