タイと台湾の違いは何?旅行するならどっちがいい?物価感も解説

台湾生活

名前の似た国といえば「タイ」と「台湾」。なんとなく同じ国だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、タイと台湾の違いを旅行のプロの僕が徹底解説します。

各国の基本情報のほか「旅行するならどっちがいい?」という疑問や、日本と比較した物価感など、幅広く情報をお伝えしていきますよ。

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タイと台湾は全く別の国

まず前提として、タイと台湾は全く別の国です。

確かに同じ「たい」という発音が入っており、名前が似ているものの、全く別の国として存在しています。過去に同じ国だったという歴史もありません。

また同じアジアですが場所は離れており、タイは東南アジア台湾は東アジアに位置します。

タイ

台湾

言葉もタイはタイ語台湾は中国語、というように全く別の言語が使われていますよ。

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タイはどんな国?

タイ(正式名称:タイ王国)は東南アジアに位置する国で、面積は51万4,000平方キロメートルで日本の約1.4倍あります。人口は約6,600万人(2024年)で、首都はバンコクです。

タイの主要民族はタイ族で、その他に華人やマレー族などが居住しています。公用語はタイ語で、宗教は仏教が94%を占め、イスラム教が5%となっています。

タイの歴史は古く、13世紀にスコータイ王朝が成立し、タイ族による最初の統一国家が誕生しました。その後、アユタヤ王朝(1351年〜1767年)が栄え、国際交易港として繁栄。短命なトンブリー王朝を経て、1782年に現在も続くラッタナコーシン王朝(チャクリー王朝)が成立しました。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ラーマ4世とラーマ5世の時代に近代化が進められ、タイは東南アジアで唯一植民地化を免れました。1932年の立憲革命により立憲君主制に移行し、1939年には国名を「タイ王国」に改めました。

タイは豊かな文化遺産を持ち、数多くの寺院や遺跡が残されています。

独自の文化や伝統が今日まで息づいており、観光地としても人気がありますよ。

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台湾はどんな国?

台湾(正式名称:中華民国)は東アジアに位置する島国で、別称として「フォルモサ(ポルトガル語で美しい島国)」や「美麗島」とも呼ばれています。首都は台北市で、人口は約2340万人(2024年)、そのうち約266万人が台北市に居住しています。

台湾の面積は約3万6000平方キロメートルで、日本の九州とほぼ同じ大きさです。地理的には沖縄県の南西部、中国の福建省の向かいに位置しています。

気候は温暖で、北回帰線を挟んで南北に熱帯・亜熱帯に分かれています。自然が豊かで、台湾固有の動植物も多く生息していますよ。

言語は主に「國語(華語)」が使用されており、これは北京語をベースにした言語です。一部の地域、特に南部では「台湾語」も使用されていますが、使用者は年々減少傾向にあります。

✅台湾語についてはコチラをチェック!

歴史的には17世紀のオランダ統治時代から清朝支配、日本の植民地時代を経て、第二次世界大戦後に中華民国の統治下となりました。1980年代から民主化が進み、1996年以降は直接選挙による総統選が行われるようになりました。

国際関係においては12カ国(2025/2)と外交関係を持っていますが、多くの国々とは正式な国交がありません。しかし、日本を含む多くの国々と経済・文化交流を続けています。

台湾の文化は先史時代から現代に至るまで、さまざまな影響を受けて形成されてきました。オーストロネシア系原住民の文化を基盤に、オランダ、明朝、清朝、日本、そして中華民国の影響を受け、独自の文化を発展させています。

ずっきー
ずっきー

そのためか宗教も多様で、仏教と道教が主要な宗教となっています。キリスト教信者もかなり多いですね~。

台湾は教育レベルが高いのも特徴。高校普通科生徒の大学進学率はなんと95%越え。高校でよほど専門的なことを学ばなければ、大学進学は当たり前になっています・・!

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旅行するならどっちがいい?

タイと台湾、僕はどちらも旅行した経験(なんなら住んだ経験も)がありますが、どちらもそれぞれの良さがあっておすすめしたい国です。

そこでここでは「タイがおすすめな人」「台湾がおすすめな人」に分けて解説していきますよ。

タイはこんな人におすすめ!

個人的にタイ旅行がオススメな人は「旅行で思いっきり異国感を味わいたい人」。

タイは東南アジアの国なので、日本とは雰囲気がガラッと変わります。特に初めて行く人にとっては街中の景色やにおい、人、食べ物など全てが別世界な感覚です。

ずっきー
ずっきー

僕も初めて海外旅をしたのがタイでしたが、トゥクトゥクに乗ったり昆虫食を食べたり、全てが新鮮で衝撃的に楽しかった覚えがあります。

日本から直行便が多く安く行きやすいのもポイント。年中温暖なので、冬に避寒地として行くのもおすすめです。(笑)

台湾はこんな人におすすめ!

台湾は「なるべく日本と同じ感覚で海外旅行がしたい方」におすすめかなと思います。初海外でいきなり全く異国に行くのはちょっと・・・と思う方もいらっしゃるでしょう。まさにタイみたいなw

よく言われているのが、台湾は昭和の日本のような雰囲気。日本よりのんびりした感じで、日本のお店や僕みたいな在住日本人が多いのも安心材料です。

ずっきー
ずっきー

確かに僕が初めて台湾に来た時も、どこか懐かしさを感じました。

日本と同じく台湾も非常に治安が良いのもポイント。日本と同じ感覚で夜歩けるし、女性一人でもなんら問題はないです。

台湾で日本語は英語に次ぐ人気学習言語で日本語を話せる人が多いのも特徴。また日本人は漢字が読めるので、中国語でもなんとなく意味が理解できる点もアドバンテージです。

ずっきー
ずっきー

とても親日国家で、日本人だとわかると大体優しくしてくれるのも嬉しいですね~。本当にまるで日本のように旅行ができます。(笑)

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タイと台湾の物価は日本と比較して安い?

タイと台湾の物価は、日本より安いものもあれば高いものもあるという感覚です。

例えば、ホテルや公共交通機関、外食、マッサージなどサービス系はタイや台湾の方が安いです。タイや台湾は日本より賃金が低いため、サービス系は直接反映されてかなり安いです。

しかし食糧品や日用品など、買い物は基本的にタイや台湾の方が高いです。日本は生産力が高く、高品質で安いものが手に入りやすいんですよね。100円で高品質なものが手に入るダイソーは世界的に見るとチートです。(笑)

ずっきー
ずっきー

最近は円安の影響もあるので、あまり安さに期待をしすぎず、国内旅行と同じぐらいの費用感覚で計画することをおすすめします。

✅台湾旅行の目安費用は?現金はいくら両替すべきかも解説

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タイと台湾はどちらもおすすめ!

タイと台湾はそれぞれ全く異なる国ですが、どちらもそれぞれの良さがあり、旅行でも推したい国です。

当記事を参考にタイと台湾の違いを押さえて、ぜひどちらも訪れてみてくださいね。

✅台湾旅行の注意点は?現地在住者が解説

✅台湾で一人旅を初めてするけど大丈夫?女性でも安全?世界一周経験者が解説