台湾の移動手段で非常に便利なのが地下鉄の「MRT」。台湾旅行の際はよく利用する方も多いと思いますが、MRTではクレカ決済もできるのか気になっている方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、台湾のMRTでクレジットカードは使えるのか、という疑問にお答えしていきます。
桃園空港MRTや台北MRTについて、最新情報を元にお伝えしていきますね。
台湾のMRTとは?
台湾の主要都市で運行されている地下鉄のことを「MRT」と呼んでいます。現在は台北、桃園、台中、高雄の4都市で展開されていますよ。
特に台北では板南線や淡水信義線、松山新店線、中和新蘆線など多数の路線が開発されており、まさに大都市といった感じです。
料金は日本の地下鉄の「2/3~1/2」の感覚で乗車でき、手ごろに使えるのがなんといっても魅力的ですね。
台湾のMRTでクレジットカードは使える?
ここからが本題。台湾のMRTでクレジットカードは使えるのか、最新情報を元に解説していきますね。
桃園・台中・高雄のMRTは使える
まず結論、現状は桃園空港MRTや台中MRT、高雄MRTでクレジットカード決済が使えます。
桃園空港MRTとは台北駅から老街渓駅(桃園市)の間を結ぶ路線のこと。その中に桃園国際空港の駅も含まれています。
台北MRTには2025年11月から導入予定
一方で台湾の首都・台北で展開されているMRTにも「2025年11月」からクレカ・モバイル決済が導入される予定だそうです。
実は2023年6月から改札機にセンサーの設置作業を続けていました。それがついに2025年10月末にて設置が完了するんですね。
キャッシュレスによる海外旅行客の利便性を向上させるのが目的だそうですよ。
台湾のMRTでのクレカ決済方法・注意点
桃園空港MRTでのクレカ決済方法としては、そのままクレカを改札機にかざして支払いしますが、交通系ICカードや切符コインをかざす箇所とは別なので注意!
交通系ICカードや切符コインをかざすのは上側にある黄色の部分ですが、クレカは左下の箇所にかざす必要があります。(画像赤枠内)
ちなみに対象の国際ブランドは「VISA」「Mastercard」「JCB」「銀聯」の4つです。
アメックスやダイナーズクラブは対象外なので注意!
また、全ての改札機でクレカ決済が可能ではありません。例えば、桃園空港第1ターミナルの駅では4つの内2つがクレカ決済対応改札機でした。
台湾のMRTでクレカを使うメリット・デメリット
ここでは、台湾のMRTでクレカを使うメリットやデメリットをお伝えしていきます。旅好きは必見の内容ですよ。
メリット:利用付帯の海外保険を発動できる
両替やキャッシングする前からMRTを利用できるのもメリットですが、個人的には「クレカの利用付帯の海外保険を発動できる」ことが一番大きなメリットなのかなと思います。
特にたくさん旅行をする方なら、クレカ付帯の海外保険を利用する方は多いでしょう。ただ最近は、海外に行けば条件なしで保険が発動される「自動付帯」のサービスが減ってきています。
年会費無料で自動付帯の海外保険を手に入れられた「エポスカード」も利用付帯化してしまったのは記憶に新しいです。
今や年会費無料で自動付帯の海外保険がつくクレカはかなり希少。僕は4枚クレカを持ってますが、とうとう全て利用付帯のカードになってしまいました。
利用付帯は航空券やツアー料金など、少し高額な支払いをしないと保険が発動できないイメージがあり、正直面倒なんですよね・・・。
そこでありがたいのが「MRTのクレカ決済」。色んなクレカの利用付帯の条件を調べてみたところ「海外で乗車した電車乗車料金」が対象になっていることは多く、少額でも利用付帯を手軽に発動できるんですよね。(以下はエポスゴールドカードの例)
なので、台北MRTでもクレカ決済ができるようになれば、台湾旅行で利用付帯保険を使うハードルはさらに下がるはず。
MRTでのクレカ支払い導入は、クレカ付帯海外保険の改悪が進む昨今では非常にありがたいんです。
ちなみに悠遊カードなど交通系ICカードへお金をチャージする際の使用では利用付帯発動の条件に当てはまらないことが多いので注意です!交通系ICカードはコンビニなどでの支払いでも使え、公共交通機関への支払いの証明にはならないですもんね。
「直接払い」という点が大切なんです。
デメリット:為替レート・手数料分高くなる
海外でクレカ決済をすると以下の2点が関連して、現金払いより高くなってしまいます。
- VISAやMastercardなど各国際ブランドが定めた為替レートでの支払い
- カード会社の海外利用手数料
そのため海外でクレカ払いを多用するのは避けた方が無難。あくまでクレカ保険を発動させる用として使うとよいかもしれません。
ちなみに為替レートはJCBが一番安いと言われています。またカードによりますが、JCBブランドを選ぶと海外利用手数料も安くなりがちです。総じて手数料の安さで言うとJCBは最強です。
台湾のMRTでクレカを賢く使おう!
台湾では桃園空港MRTでクレカ決済ができるほか、将来的には台北MRTでの導入も予定されています。
両替をする前にMRTを利用したい方や、クレカの利用付帯保険を発動させたい方は、台湾のMRTでクレジットカードを使ってみるのがおすすめです!
✅台北駅から桃園国際空港までMRTでの行き方も解説!