日本と最も身近な国の一つが「台湾」。
旅行のほか、海外出張や留学などで訪れる方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが「生活費」。海外だといくらかかるのか、あまりイメージがつかないですよね。
そこで今回は、実際に台湾で暮らす僕が「台湾での生活費」をまとめてみました!
最近(2024/7)の超円安や物価高を反映した最新版です!
生活費は1ヶ月「12万円」が目安
まず結論として、台湾で過ごすと生活費は「1ヶ月12万円」が目安の数値になるかなと思います。
この数値に関しては「意外と安い」「思ったより高い」など、さまざまな意見があるのではないでしょうか。
ここからは、各項目ごとでかかるお金の内訳を詳しく解説していきます。
食費
食費・・・30,000円
食費は概ね「30,000円」ぐらいに落ち着いています。1日1,000円ペースですね。
台湾にはお弁当屋さんが多く、僕もよく買いに行くのですが、大体70〜100元(約350〜500円)で1食分済ませることができます。
弁当箱にセルフでおかずを詰める「自助餐」なら、安くて50元(約250円)で1食購入できるぐらい。
台湾は、とにかく外食なら安いです。
他のご飯屋さんでも100元ほどあれば1食分買えるので、1日1,000円は一つの目安にすると良さそうです。
住居費
住居費・・・60,000円
僕は民泊の「Airbnb」を使って生活してます。賃貸での定住ではないので、少し特殊かもしれません。
そのAirbnbを使ってワンルームのアパートを借りると、60,000円ぐらいが一般的です。直接契約するより20%ぐらい割高かなとは思います。
以下の記事で紹介している物件は、ちょうど60,000円でした。
一方、普通に賃貸を借りるともう少し安く済ませられます。
バス・トイレ共用のシェアハウス型も多く、よりお得な価格で住めますよ。
賃貸料金の目安は以下のイメージ。
賃貸の形態 | 相場の値段 |
シェアハウス型個室(バス・トイレ共用) | 3,000~7,000元[NTD](約15,000~35,000円) |
一人暮らし用アパート | 7,000~10,000元[NTD](約35,000~50,000円) |
世帯暮らし用アパート | 10,000元[NTD]~(約50,000円) |
本当に場所を選ばなければ「20,000円台」で住むことも可能。
ワンルームを借りるとしたら「40,000円」以上はかかると想定しておきましょう。
電気代や水道代、ガス代も賃貸物件に寄るのですが、大体「5,000円」を目安にするとよさそうです。
そのため、60000円は少し余裕を持たせた額ではあります。
通信費
通信費・・・5,000円
観光ビザで滞在する場合、ギガ無制限で「1ヶ月5,000円」が一般的。どの携帯通信会社を使ってもほぼ変わりません。
ただ「台湾大哥大」には3ヶ月や2ヶ月のプランもあり、かなり割安で購入できますよ。
長期滞在におすすめのSIMカードは、以下の記事でご紹介しています。
留学や駐在、現地就職で定住する場合は、現地の人と同じ料金体系で購入できます。
現地用SIMを使えば、ギガ無制限が不要な方はかなり安く抑えられそう。
例えば、1,000元(約5,000円)の16ギガプランなら「185日」も利用可能です!
交際費
交際費・・・20,000円
交際費は余裕を持たせて「20,000円」。
台湾は交通費がかなり安いので、20,000円あれば遠出の国内旅行ができるのではないでしょうか。
近場なら尚更。地下鉄のMRTや日本でいうJRの台湾鉄道などは、おおよそ半額ぐらいの感覚。
また、台湾国内はシェアサイクル「YouBike」がバスや電車と並び超主流交通手段の一つ。
台北なら初乗り30分無料、高雄でも初乗り30分25円で使用できます。
住居を構える市内の観光なら、安くいろんな場所に行けますよ。
雑費(日用品、カフェ代など)
雑費・・・10,000円
主に日用品の費用で「10,000円」ぐらい確保しておくと良さそうです。
ただ、台湾でモノを買うのは正直高い。
ダイソーみたく100円で高品質なモノが手に入る環境は、世界規模で見ればチートです。
ユニクロやGUも日本より割高。服は確実に日本で買った方が安く済みます。
なので節約のコツとしては、極力帰国時にモノは買っておくこと。
僕もよほどでなければ台湾でモノは買いません。欲しいモノが浮かんでも急を要しなければ、日本での「買い物リスト」に追加しています。(笑)
台湾の物価は日本の「2/3」?
他のサイトを見ると「台湾の物価は日本の”2/3”」と結論づけてることがよくありますが、これは正確ではないです。
たしかに外食や交通費、住居費などの「サービス系」は日本の2/3感覚で購入できるかもしれません。
しかし、服や日用品など「物を買う」となると話は別。2/3どころか日本より高いです。
現在は超円安時代ということもあり、どんどん物価感の差は縮まっています。トータルで見れば、日本での生活費とほぼ変わらないんですよね。
台湾生活でも節約は必至!
今回ご紹介したように、今となっては台湾での生活費は日本と変わりません。
台湾で旅行ではなく”生活”をするなら「ちょっと贅沢するか~」という気持ちではなく、日本での生活と同じく、こまめな節約を心がけていきましょう。
✅台湾生活はつらい?在住者が正直レビュー