台湾の有名な食べ物ランキング!1~10位を現地在住者が厳選

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「今度台湾旅行をするけど、どんな食べ物が有名なのか把握しておきたい」と思っている方は多いでしょう。

そこで今回は、台湾の有名な食べ物ランキングを1位から10位まで発表します!

現地に住んで実際に見聞きした情報を元に考えてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。惜しくもランキング外になった食べ物もご紹介していますよ。

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台湾の有名な食べ物ランキング!

早速、台湾の有名な食べ物ランキングを発表していきます!

多くの人が知っているであろう小籠包やパイナップルケーキから、少しマイナーな牛肉麺や胡椒餅までバラエティ豊富にピックアップしてみましたよ。

1位:小籠包

台湾の食べ物で圧倒的に有名な食べ物といえば、やはり「小籠包」ではないでしょうか。中国料理の点心の一種で、薄い小麦粉の皮に豚肉などの具材を包み、蒸して作られる料理です。

食べた瞬間にあふれ出すジューシーな肉汁が特徴で、パクパクと食べてしまうおいしさですよね。

小籠包の起源にはいくつかの説があるそうです。一つは北宋時代(960~1127年)の「山洞梅花包子」という料理が原型とされる説で、北宋滅亡後に南部へ広がったとされています。

現在の形に近い小籠包は、上海近郊の南翔鎮が発祥地とされます。1871年、黄明賢という人物が「南翔大饅頭」という点心専門店を開業し、その後1900年に上海市黄浦区の豫園近くに出店したことで広まりました。

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この店は現在も「南翔饅頭店」として営業しており、日本にもいくつか店舗がありますよ!

✅九份の小籠包有名店「阿牧包子」を徹底解説!

✅台北駅のフードコートでも小籠包を味わえますよ!

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「京鼎楼(ジンディンロウ)」は台湾・台北にある小籠包の超有名店の一つ。日本人観光客にも大人気で、店内は日本語が飛び交っていますw

2位:パイナップルケーキ

パイナップルケーキ」は台湾お土産といえば、誰もが一番に思い浮かべる食べ物なのではないでしょうか。クサクとしたバター風味の生地に、甘酸っぱいパイナップル餡を包み込んで焼き上げたお菓子です。

実はパイナップルケーキは大きく2種類に分けられます。一つは「土鳳梨酥(トゥフォンリースー)」と呼ばれるもので、純粋なパイナップルを使用した餡が特徴です。もう一つは「鳳梨酥(フォンリースー)」と呼ばれるタイプで、冬瓜などを混ぜた餡を使用しており、より滑らかな食感と穏やかな酸味が楽しめますよ。

パイナップルケーキの起源は20世紀初頭の台湾に遡ります。当時、台湾ではパイナップル栽培が盛んに行われており、缶詰として輸出されていました。しかし、世界的な競争激化により輸出量が減少したため、地元の製菓業者たちは新たな商品開発を模索しました。

その結果、中華菓子の技法を取り入れた「鳳梨酥」が誕生しました。保存性や持ち運びの利便性に優れていたため、観光土産としても注目されるようになり、現在では台湾旅行の定番お土産になっています。

✅九份のパイナップルケーキ有名店「九彬江家餅舗」をチェック!

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「九彬江家餅舗」では出来立てホカホカのパイナップルケーキが味わえます!

✅台湾のパイナップルケーキブランドといえば「サニーヒルズ」!

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3位:臭豆腐

臭い食べ物として話題に挙がることが多い「臭豆腐」。台湾に来たら一度挑戦してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

臭豆腐は、中国南部を発祥とする伝統的な発酵食品。独特の香りは乳酸菌や酵母などの微生物による発酵過程で生じるもので、納豆と似たような感覚でしょうか。

✅「臭豆腐」の臭いは例えると何?なぜ食べる?詳しくは以下記事で解説

臭豆腐の起源にはいくつかの説があります。

一つは清朝時代に安徽省の学者が科挙試験に失敗し、生計を立てるために豆腐を売り始めた際、余った豆腐を保存するために塩水に漬けたところ偶然発酵し、独特の風味を持つ食品として人気を集めたというものです。この食品は後に宮廷でも提供され、皇帝康熙帝にも称賛されたと言われています。

そして19世紀末から20世紀初頭にかけて中国から台湾へ伝わり、台湾独自の調理法が発展しました。

そんな臭豆腐には「揚げ臭豆腐」「鍋臭豆腐」の大きく2種類あります。揚げ臭豆腐は比較的臭いが抑えられており食べやすいですが、鍋臭豆腐はしっかりと臭いが付いています。

そのため、初心者の方はまず揚げ臭豆腐を試してみると良いでしょう。

✅臭豆腐好きは臭豆腐の町「深坑」がおすすめ!

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4位:台湾カステラ

フワッとした軽い食感が特徴で、日本でも一時期流行った「台湾カステラ」。

日本のカステラの濃厚な甘さやしっとり感とは異なる、爽やかで軽い味わいがおいしいですよ。現在ではプレーンやチーズ、抹茶など多彩なフレーバーが展開されており、台湾茶とセットで食べるのもおすすめです。

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卵白を泡立てたメレンゲを使用して生地を作り、湯煎焼きで蒸し焼きにすることで軽いスフレ状の食感が楽しめるんです。

起源は日本統治時代に日本から持ち込まれたカステラが台湾人の好みに合わせて改良されたことに始まります。当時は乳製品が高級品であったため、バターを使わずに作られた「古早味蛋糕(グーザオウェイダンガオ)」が原型と言われています。

この名称は「昔ながらの味のケーキ」を意味し、大きくてボリュームのある形状が特徴でした。

そして台湾国内の観光業が発展した2000年代以降、「古早味蛋糕」は各地で趣向を凝らした商品として進化し、特に淡水で名物化しました。この頃から現在のようなプルプルでふんわりとした形状が確立されていったそうですよ。

今となっては、台湾カステラは観光地のお土産として人気を博し、世界中に広がるスイーツとなっています。

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5位:豆花

優しい甘さで何度も食べたくなってしまうおいしさの「豆花」。

大豆を原料にして作った豆花に、黒糖シロップやタピオカ、芋圓、あずきなどいろんなトッピングを加え、豊かな味わいを楽しめますよ。プルプルゼリー状な食感もポイントです。

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大豆由来の植物性タンパク質やイソフラボンが豊富で、ヘルシーなデザートとして知られています。美味しさだけでなく健康志向の人々にも支持されていますよ。

豆花の起源は古代中国にまでさかのぼり、漢の時代に淮南王劉安が豆乳と食用石膏を組み合わせて偶然生まれたという説があります。

その後、清朝時代に台湾へ伝わり、現地の食文化に合わせて独自の発展を遂げました。特に20世紀初頭の日本統治時代には屋台や市場で広まり、台湾の国民的スイーツとして定着していったそうですよ。

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6位:魯肉飯

魯肉飯(ルーローハン)」は台湾を代表する家庭料理で、豚肉を甘辛いタレで煮込み、それをご飯にかけて食べるシンプルな料理です。濃厚なタレと柔らかい肉がご飯によく絡み合い、一度食べると忘れられない味わいですよ。

調理には豚バラ肉が一般的に使用され、五香粉や醤油、砂糖、生姜、ニンニクなどの調味料で味付けします。じっくり煮込むことで、肉が柔らかくなり、煮汁が濃厚な旨味を引き出します。五香粉は八角や花椒など複数のスパイスをブレンドしたもので、魯肉飯特有の香りと風味を生み出していますよ。

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お好みで煮卵や青菜などを添えることもあります。台湾では屋台や家庭で広く楽しまれており、日本でもその人気は高まっています。

魯肉飯の起源は明確ではありませんが、清朝時代に中国から伝わった広東料理の影響を受けたとされ、庶民の食卓で長く親しまれています。

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7位:大鶏排

大鶏排(ダージーパイ)」は台湾の屋台グルメを代表する料理で、顔以上のサイズ感と独特なスパイシーな風味が特徴の唐揚げです。

「鶏排(ジーパイ)」が「鶏肉の揚げ物」を意味し、「大(ダー)」がその大きさを表しています。主に鶏むね肉を使用し、肉を叩いて薄く広げることで驚くほどの大きさに仕上げてます。

衣にはタピオカの原料でもあるキャッサバ粉が使われることが多く、この粉がザクザクとした食感を生み出します。

味付けには中華料理でよく使われる五香粉が用いられます。クローブやシナモン、花椒、フェンネル、陳皮などが混ざったもので、甘い香りとスパイシーな風味を料理に加えてくれますよ。

台湾現地では「悪魔鶏排」というお店が大人気!台北の士林夜市や台中の逢甲夜市などにもあり、テレビの取材を受けるほどの有名店ですよ。詳しくは以下記事をご覧くださいね。

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8位:牛肉麺

牛肉の旨みや八角や花椒、生姜などが使われた風味豊かなしょうゆベースのスープが麺に絡み、クセになるおいしさの「牛肉麺(ニョウロウミェン)」です。

牛肉はじっくりコトコト煮込まれて、やわらかジューシーに仕上がっています。中にはトマトベースの牛肉麺や、太麺から細麺まで選べるお店もありますよ。

牛肉麺の起源は比較的新しく、20世紀初頭に遡ります。中国本土から台湾に移住した人々が持ち込んだ料理が基盤となり、台湾独自の進化を遂げました。

1949年の国共内戦後、多くの外省人が台湾に移住し、彼らの食文化が融合する中で牛肉麺が誕生しました。当初はシチューのような牛肉煮込み料理が原型であり、それに麺を加えることで現在の形へと発展しました。

1960年代になると、退役した国民党軍人たちが少ない年金で生計を立てるために牛肉麺店を開業し、台北市内に広まりました。

地域ごとに特色が生まれ、例えば台北駅周辺では塩や醤油を使ったシンプルな清燉スープが提供され、一方で永康街では四川風の辛味を効かせたバリエーションが人気を集めたそう。

ちなみに、台北市内で有名な牛肉麺のお店と言えば「老牌牛肉拉麵大王」。ローカル色が強すぎるwお店ですが、味は確かに絶品。日本人観光客にも人気で、訪れる度に日本人に遭遇します。(笑)

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9位:胡椒餅

料理名の通り、胡椒や五香粉などのスパイスをふんだんに効かせた風味豊かな料理「胡椒餅」。

小麦粉で作った生地に豚肉や青ネギをベースとした餡を包み込み、専用の窯で焼き上げて作られ、まさにB級グルメといった感じです。焼き上がった外皮はカリッと香ばしく、中にはジューシーな肉汁がたっぷり詰まっていますよ。

胡椒餅は見た目こそ日本の肉まんに似ていますが、蒸して調理される肉まんとは異なり、焼いて仕上げるため外皮がパリッとしている点が大きな違いです。また、肉まんよりもスパイシーで刺激的な味わいが特徴で、鼻を抜けるスパイスの香りや舌に残るピリッとした辛さがクセになります。

台湾では夜市や屋台でよく見られ、片手で気軽に食べられる「小吃(シャオツー)」として親しまれています。焼きたてをその場で頬張るのが一般的ですが、中の肉汁が非常に熱いため注意が必要です。

起源は中国福建省福州市の「葱肉餅」にさかのぼります。福州から台湾に移住した人々によって伝えられ、台湾で独自の進化を遂げた結果、現在の胡椒餅として定着したそうです。

✅士林夜市の「胡椒餅」おすすめお店もチェック!

10位:麺線

とろみがあり、カツオをベースにしたスープがやみつきで、台湾のそうめんとも言われている「麺線」も有名な料理です。ダシには牡蠣や豚骨が加えられることもあり、醤油で味付けされることで深い風味が生まれていますよ。

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めちゃくちゃおいしいのに料金はお手頃で、個人的には台湾最強のB級グルメだと思っています!麺線大好き。

具材としては、豚モツや牡蠣がよく使われています。これがまたよく合うんですよね~。

麺線の起源も中国福建省にあり、台湾独自の発展を遂げた料理として知られていますよ。

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台湾には他にも有名な食べ物がたくさん!

ここまで台湾で有名な食べ物のランキングを1~10位まで発表しましたが、惜しくもランキング外になった有名な食べ物もいくつかあります。

ここではそんなまだマイナーだけど、絶品で人気の台湾グルメをご紹介していきます。

QQボール

もちもちっとした食感がやみつきで、夜市の定番スイーツでもある「QQボール(地瓜球)」。さつまいもを原料とした一口サイズの揚げ菓子で、外はカリッと、中はもちもちとした食感が楽しめますよ。

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丸っとした形状のQQボールは、黄色や紫色などのバリエーションがあり、見た目も楽しいですよ。

揚げたてはもちろん美味しいですが、5〜10分ほど置くことで外側がさらにカリッと仕上がり、より良い食感が楽しめます。また、冷めても少し温め直すことで食感が復活するため、自宅でも楽しむことができます。

起源については明確な記録が残っていないものの、台湾ではさつまいもが庶民的な食材として広く普及しており、その加工品としてQQボールが生まれたと考えられています。

✅QQボールについて詳しく解説!夜市のおすすめ店も

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芋圓

もちもちっと歯ごたえがあり、タロイモの優しい甘みがたまらない人気スイーツ「芋圓(ユーユェン)」も台湾では有名ですよ。

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芋圓は温かいシロップや冷たいシロップをかけて提供されるほか、豆花や台湾式かき氷のトッピングとしても人気があります。

使用する粉によって食感が異なり、サツマイモ粉を使うと弾力があり、ジャガイモ粉を使うと柔らかい仕上がりになるそうです。使う芋の色によって団子の色合いが紫や灰色になることも特徴です。

タロイモの代わりにサツマイモや緑豆を使用したバリエーションもあり、それぞれ「地瓜圓」や「綠豆圓」と呼ばれています。

芋圓は九份名物としても有名で、以下記事では九份にある有名店もご紹介していますよ。

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茶葉蛋

台湾のコンビニの中で、ひと際臭うのがこの「茶葉蛋(チャーイエダン)」。茶葉やしょうゆ、香辛料などと一緒に煮込むことで独特の香りや風味を持つ煮卵です。

コンビニで手軽に買えるほか、ローカルレストランでも定番メニューの一つになっていますよ。

茶葉蛋の味わいは、お茶のほのかな苦味と香辛料の風味が絶妙に調和しており、日本の味付け卵よりもすっきりした後味が楽しめます。

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日本人の感覚からすると少しクセのある香りがしますが、味付けはおいしくて僕も毎日のように食べています。

また、茶葉蛋は台湾人の生活にとって本当に身近なので、茶葉蛋の価格は台湾経済の指標にもなるほど重要視されているんだとか。

✅茶葉蛋の買い方や食べ方、値段などは以下の記事でまとめています!

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鍋焼意麺

台南や高雄など台湾南部で有名な「鍋焼意麺(グォショイーミェン)」。まさにB級グルメポジションの庶民的な料理であり、地域のソウルフードともいえる存在です。

油で揚げたこってりサクサク麺に、かつお出汁をベースとした和風の味付けスープが絡んで絶品なんですよ!高雄ではエビの旨味が強調された商品も多いですよ。

具材としては、卵、ハム、海鮮(特にエビ)、そして地元特有の九層塔(台湾バジル)などが使用されることが一般的です。

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具材から染み出るエキスが、スープにコクを加えてまたおいしいんですよね~。

✅台湾・高雄にある鍋焼意麺の有名店「美迪亞漢堡店」がおすすめ!

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台湾で有名な食べ物を堪能しよう!

今回ご紹介したように、台湾には有名な食べ物がたくさんあります。小籠包やパイナップルケーキ、臭豆腐ぐらいしか知らなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当記事を参考にして、ぜひ台湾で有名なグルメを満喫してみてくださいね。

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