台北の北東に位置する港町「基隆（ジーロン）」。その港の風景のほか、和平島など自然の観光スポットが豊富で、台北から基隆を訪れるか検討している方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、台北から基隆までの行き方を徹底解説します。
電車やバス・タクシーでの行き方をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくだしさいね。
台北から基隆までの行き方を解説！
早速、台北から基隆までの行き方を詳しく解説していきます。台北から基隆まで行ける主な交通手段「電車」「バス」「タクシー」の3つに分けてお伝えしていきますね。
電車：台湾鉄道
まず、最もおすすめの手段が「電車」。台湾全土を繋ぐ、日本でいうJRのような存在の「台湾鉄道」を利用して台北から基隆まで行くことができますよ。
台北駅で乗車券を購入したり、「悠遊カード」などの交通系ICカードを使ったりして乗車します。
台湾鉄道の券売機では日本語表示を選ぶことができるので、操作は簡単ですよ。
台湾鉄道の改札は台北駅の地下1階に位置していますよ。
改札を抜けてホームに着いたら電光掲示板で行き先を確認し、該当の電車に乗車してください。台北駅からは基隆行きの直通便があるので、そちらに乗車しましょう。
基隆行きの車両の場合、途中の松山駅や南港駅などに停車しながら進み、終点が基隆駅となります。乗り過ごしがないのも安心ですね。
所要時間は路線・ダイヤによって異なりますが、40～50分程度が目安です。運賃は「62元（約300円）」と、超円安時代でも安く感じる値段なので助かります。
降車駅の基隆駅は港町の中心部にあり、観光・グルメなどへのアクセスも良好。
帰路は同じく基隆駅から台北駅方面へ戻る車両に乗ればOKです。
✅台湾鉄道の「料金」を徹底解説！乗り放題チケット情報も
バス：國光客運など
次にご紹介するのが「バス」。バスは運賃が安く、台北市内の複数の場所から基隆行きの直行便が運行しているのが特徴です。
廟口夜市や正濱漁港方面など、目的地により近いバス停へ直接アクセスできる路線もあり、基隆到着後の移動の手間を省ける柔軟性も魅力ですよ。
主に2つの路線があるので、比較表を以下に作成してみましたよ。
| 路線番号 | 運行会社 | 台北の主な乗車場所 | 基隆の主な降車場所 | 所要時間（目安） | 運賃（目安） | 運行頻度 | 特徴・こんな人におすすめ |
| 1813 | 國光客運 | 台北駅東三門 | 基隆轉運站 | 約30-40分 | 61元 | 高頻度 | 【王道・最速】台北駅を拠点に、とにかく早くシンプルに基隆中心部へ行きたい人向け。本数も最多。 |
| 2088 | 大都會客運 | 市府轉運站 | 仁二路（廟口夜市）、基隆女中、八斗子 | 約40-50分 | 45元 | 高頻度 | 【東区・信義区発】台北101周辺や東区から出発する人、廟口夜市や海科館へ直行したい人向け。 |
台北駅周辺にいるならば1813番、台北101や信義区にいるならば2088番というように、現在地によって使い分けると良いでしょう。
それぞれの路線について、以下に詳しくまとめてみましたよ。
國光客運1813番
台北の中心「台北駅」から基隆まで行くなら「1813番」のバスを利用しましょう。最も早く、本数も多いので、特にこだわりがなければこの便を利用するのがおすすめです。
乗り場へは、MRTや台鉄で台北駅に到着したら構内の案内表示「東三門」を目指してください。
「東三門」の出口を出てすぐ左側に進むと、基隆行きのバス停があります。台北駅の建物に沿って歩けばすぐに見つかりますよ。
- 路線：台北車站（東三門）と基隆轉運站（基隆駅前のバスターミナル）をほぼノンストップで結ぶ直行便が主力
- 所要時間：約30分～40分
- 運賃：台北車站から基隆轉運站までは片道61元（約300円）
- 時刻表（詳しくは公式ページ）：
- 平日：台北発の始発は06:00。通勤時間帯を含む09:10までは10～20分間隔、その後15:50までが日中の運行となります。15:50以降の便は「1813I」という別系統として運行されるため、バスの表示に注意が必要です。
- 休日：観光客にとって非常に便利で、早朝から深夜23:55頃まで運行しています。
- 基隆発：台北へ戻る便は始発が05:20、最終が23:00と、台北発よりも遅い時間まで運行しています。
大都會客運2088番
台北101や誠品信義店などが集まる信義エリアに滞在しているなら、大都會客運の「2088番」を使うと良いでしょう。
バスターミナルはMRT板南線「市政府」駅の2番出口に直結しており、天候を気にすることなく快適にアクセスできます。駅の改札を出た後、頭上の「市府轉運站（市府バスターミナル）」という案内表示に従って進むだけで、迷うことはありません。
バスターミナルは、ショッピングモール「統一時代百貨」の1階部分にあります。基隆行きの2088番バスは、8番または9番乗り場（月台）から発車します。ターミナル内の電光掲示板で、行き先と発車乗り場を乗車前に必ず確認しましょう。
- 路線：市府轉運站から基隆市内の複数の地点へ向かいます。
- 廟口夜市へ行く場合は「電力公司」で下車するのが最も近くて便利。
- 国立海洋科技博物館や正濱漁港方面へ向かう場合は、八斗子まで延長運転する「2088A」系統を利用すると、乗り換えの手間が省けますよ。
- 所要時間：約40～50分
- 運賃：市府轉運站から基隆市街地の「電力公司（廟口夜市付近）」までは「45元（約220円）」
- 時刻表（詳しくは公式ページ）：
- 基隆（八斗子）発の始発は平日05:45（休日は06:00）、最終は平日23:00（休日は22:00）です。
- 平日のピーク時は8～15分間隔ですが、オフピーク時は15～40分間隔の運行になります。休日は15～30分間隔ですよ。
タクシー
高齢の方や小さいお子様がいる場合、タクシーで移動するのが便利ですよね。
台北駅から基隆駅へタクシーで移動する場合、距離はおよそ30km、所要時間は通常1時間ほど。市内道路や高速道路を使って直行できるため、特別な乗換や複雑な準備は必要ありません。
運賃は渋滞やルートによりますが、おおよそ800～1,000台湾元前後が目安です。
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台北から基隆までは簡単に行ける！
台北から基隆までは電車やバス・タクシーなどを利用して簡単に行くことができますよ。
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